フェラーリ308 - 208 - 328 書籍 26097
165ページ/伊語・英語
※7月15日更新
V12エンジンが、マラネッロのファクトリーを出発したロードカーにとって、常に最も象徴的なパワーユニットと見なされてきたのは事実だが、70年代半ば、フェラーリを工業的な次元へと決定的に押し上げたのは8気筒車であったこともまた事実である。
1975年のパリ・モーターショーに登場した308GTBは、レオナルド・フィオラヴァンティのセンスから再び生まれたフェラーリ・ベルリネッタのイメージを一新するモデルだった。ソフトでありながら筋肉質なラインを持つ308は、208や328など、カヴァリーノから続くGTの長いラインナップの先頭に立ち、コックピットの後ろにV8エンジンを搭載し、クローズドおよびオープンボディを提供した。
これらの忘れがたい名車は、現在ではコレクターの間でかつてないほどの高値で取引されており、スーパーカー・シリーズに登場しないはずはない。