【品種の特徴】
紅ほっぺとは、静岡県生まれのいちご品種です。
親品種である章姫(あきひめ)とさちのかの特性を受け継いでいます。
香りよく、甘みと酸味が濃厚なため、いちご本来の甘酸っぱさが楽しめます。
果実の中心まで実が詰まっていて、断面が美しいことから、フルーツサンドなどにもよく使われます。
春に多く収穫できることから、いちご狩り用としても馴染み深い品種です。
学名:Fragaria × ananassa
タイプ:バラ科オランダイチゴ属 耐寒性多年草
原産地:静岡県
英名:Strawberry
収穫時期:12〜4月頃
耐暑性:普通
耐寒性:強い
【育て方】■日当たり・置き場所
日当たり、水はけのよい場所で育ててください。
高い場所で栽培すると、風通しがよくなり、実の汚れや害虫被害を抑えることができます。
【夏期】プランター栽培の場合は、涼しい場所、または半日陰に移動させてください。
【冬期】雪や霜に注意し、気温がマイナスを下回る場合は、防寒対策を行ってください。
■用土
いちご栽培の土作りは、とても大切な工程です。
植え付けの2週間前に、肥料を土になじませておきましょう。
根は肥料に直接触れると傷みやすいです。
弱酸性、栄養分が豊富で、排水性のよい土壌を好みます。
市販の野菜用培養土などを使用するとよいでしょう。
■植え付け
1株あたりの土量を充分にとることがポイントです。
葉の付け根(クラウン)が地上に出るように、浅植えや深植えに注意して植え付けてください。
【プランター】65cm幅のプランターの場合は3株、6号(直径18cm)鉢以上に1株を目安にしてください。
【地植え】株の間は30cm以上あけてください。
■水やり
適度な湿度を好みます。
【植え付け後】1〜2週間は株元が乾かないように、たっぷりと水を与えてください。
【生育期】花や実をつける時期は、とくに水を切らさないよう、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
【夏期】気温が上がり過ぎない、早朝や夕方に水やりを行い、水切れに注意してください。
【休眠期】土がしっかりと乾いてから、週に1回程を目安に水やりを行ってください。
■肥料
与え過ぎに注意し、バランスよく施してください。
【植え付け前に】緩効性肥料を土によくなじませてください。
【生育期・収穫期】リン酸やカリウムを豊富に含むものを、定期的に与えてください。
【真夏・冬】肥料は必要ありません。
■人工授粉について
基本的にはそのままでも実はなりますが、筆などで人工授粉をすれば、より実がつきやすくなります。
4月の低温期に咲いた花の場合や、開花が5月以降の場合、人工授粉をおすすめします。
先の柔らかい筆などで、花の中央あたりをそっとなでて、花粉を均一に雌しべにつけ受粉させてください。
■収穫
開花から40〜50日程度で収穫適期となります。
果実のヘタの辺りまで鮮やかな赤色になり、やや長い円錐形のものが紅ほっぺの成熟のサインです。
■ランナーについて
親株の株元から出てくる、つるのような枝をランナーといいます。
いちごはランナーの先にできる子苗を利用して繁殖させるのが一般的です。
実がなり始めるころにランナーを伸ばしておくと、養分をとられて実つきが悪くなることがありますので、ハサミでこまめに取り除いてください。
収穫できる時期は実の収穫に専念し、収穫が終わる頃に伸びたランナーから子苗をとります。
ランナーはまた伸びてくるので、実のなる時期に切っても心配はありません。
■剪定
蒸れ防止のため、枯れ葉はこまめに取り除いてください。
■病害虫
病気は灰色かび病、うどんこ病などに、害虫はアブラムシ、ヨトウムシ、ナメクジなどに注意してください。
枯れ葉や赤く変色した葉を取り除くなど、風通しをよくして、発見した場合には早めの対処をおすすめします。
【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。
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