音を仕上げるというマスタリングは、音楽制作において最も重要な作業のひとつであり、それ自体がアートと言えます。WaveLab はその誕生以来、世界のエンジニアたちのファーストチョイスであり続けました。WaveLab 11 は、マスタリングの最初から最終段階まで、考えうるすべてのツールを揃えたトータルソリューションです。世界に広がるマスタリングエンジニアのネットワークに支えられ、WaveLab は今日も、あなたの仕上げた音が真にプロフェッショナルであることを約束します。
デジタル配信, CD, アナログ用のハイエンドマスタリング 複数のトラックからアルバムを完成 充実したメーター, リアルタイム FX, オフライン処理, 整音 外部ハードウェア FX との柔軟な統合 オーディオマスタリングを大きく向上させる最新バージョン
最先端のマスタリングやオーディオ編集のため、約80の新機能や改良と共に?WaveLab?が大きく生まれ変わりました。スタジオエンジニアからミュージシャン、オーディオ愛好家まで、WaveLab 12?は音楽や音に関わるすべての人に役立つ最先端ソリューションです。
WaveLab?の強力なオーディオエディターを、他の?DAW?上で?ARA?プラグインとして使用できるようになりました。Cubase 13, Nuendo 13, Reaper 7, Studio One 6.5?などのプロジェクト上のオーディオファイルを、WaveLab 12?の先進機能を用いて直接編集可能です。
オーディオエディターやモンタージュ上で、オーディオ波形を周波数帯域に応じてカラー表示できるようになりました。たとえば歯擦音が顕著な箇所やローエンドが目立つ箇所を任意の色でハイライトするなど、さまざまなカラー設定をカスタマイズでき、目的ごとにオーディオの特定箇所を素早く視認できます。
オーディオファイルの選択範囲をトランジェントやリリースポイントにスナップし、作業効率を上げる機能です。TAB?キーを用いて前後のトランジェントポイントに素早く移動可能です。
WaveLab?から他のアプリケーションに、任意のオーディオ範囲をエフェクト有りまたは無しで転送可能です。ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストに対応し、さまざまなプラットフォームをまたいでワークフローを効率化できます。ARA?エクステンションとしての使用時も対応しています。
さまざまな編集動作と同時にクロスフェードを適用でき、さらにスムーズな編集の流れを提供します。
波形の表示領域に応じ、ピークに合わせて縦表示を自動的に拡大します。音の静かな領域に水平スクロールやズームを行うと、天井を埋めるようにズームされます。
オーディオファイルとモンタージュのナビゲーション同期
選択した複数のオーディオファイルやモンタージュの間で、スクロールやズームを同期します。異なるバージョンを視覚的に比較する際に便利です。
オーディオファイルとモンタージュにて、カスタマイズしたラウドネスレベルとピークレベルのレポートを作成することができます。特定のラウドネス基準に応じた作業に集中するために、これらのレポートはプリマスタリングの評価とポストマスタリングの品質管理の両方に有用です。
オーディオファイルやモンタージュを詳細かつ視覚的に分析するツールを豊富に搭載。オーディオ処理によるラウドネスの変化を把握しやすいように手助けし、プロエンジニアにもオーディオ愛好家にも有益です。
オーディオモンタージュのメタノーマライザーに以下の3つの新機能を追加:?アクティブクリップのラウドネスを設定、その他をシフト?/?最も高いピークを持つクリップをピークノーマライズして、他をシフト?/?ピークレベルを均一にする
リファレンストラックとオーディオモンタージュの出力ラウドネスを一致させることができます。たとえばマスター済みのオーディオと参照ソースとの正確な?A/B?比較に役立ちます。
WaveLab 12?の基本機能をガイドするアシスタントパネルを追加しました。
WaveLab?のプロジェクトシステムが刷新されました。必要なファイルをすべて含んだフォルダーまたは?ZIP?アーカイブとしてバックアップを作成できるなど、利便性が向上しています。
フォルダー構造の改良により、オーディオモンタージュの構成をよりシンプルに管理できます。オーディオモンタージュ全体をメディアファイルも含めてバックアップすることも可能です。
作業中に視認不要なトラックを非表示にし、画面を節約すると共に?CPU?リソースを空けることが可能です。また不意の編集によるクリップの毀損を防ぐこともできます。
Windows: Steinberg built-in ASIO Driver
もしお使いの?PC?に?ASIO?ドライバーがインストールされていない場合、このドライバーが?Windows?のオーディオサブシステムが供給する入出力へのアクセスを可能にします。お使いのデバイスのサンプリングレートがオーディオファイルと異なる場合は自動変換します。
新しいフィルターオプションでは、ソース名を変更することで新しい名前を生成することが可能です。
Null Test Track (ヌルテストトラック)
オーディオモンタージュに?Null Test Track?を新搭載しました。位相反転を利用したオーディオの品質管理やトラブルシュート、解析のための測定テクニック(ヌルテスト)を効率的に実行できます。
オーディオモンタージュとリファレンストラックにおいて、特定の帯域を抜き出して聴くことが可能です。5種類のカスタマイズ可能なリニアフェーズフィルターから選び、A/B?比較を行うことで、マスタリングセッションを効率化できます。
8つのスピーカー設定それぞれに再生プラグインチェーンのプリセットを付随することができます。スピーカー設定を選ぶだけで関連付けたプラグインに自動的に差し替えられます。
同一オーディオモンタージュ上の同じプラグインにおいて、任意のパラメーター設定を瞬時にコピーし、複製することができます。
ISRC?生成機能の強化により、マーカーの調整やクリップ位置の保持などが可能になりました。
WaveLab 12?はこの他にも様々な新機能や改良を含み、これらの大半はベテランユーザーからのリクエストに応えたものです。オーディオ編集、マスタリング、サウンドデザイン、一括処理など、どんな用途に?WaveLab?を用いる場合でも、Ver. 12?は大きなメリットを提供します。