Modor モドー / NF-1 デジタル・ポリフォニック・シンセサイザー(お取り寄せ商品)(WEBSHOP)

デジタル DSP 技術を駆使したデジタル・サウンドを特徴とする最新のデジタル・ポリフォニック・シンセサイザー

Modorはベルギーに拠点を置くシンセサイザーのメーカーで、そのNF-1 は彼らのDSP テクノロジーを駆使した最新のデジタル・8 ボイスポリ・シンセです。NF-1 のサウンド・バリエーションは非常に豊かで、古典的なアナログ・エミュレーション、1980 〜1990 年代の FM や 加算合成 に代表されるデジタル・サウンド、そしてNF-1 しか作ることができないユニークなサウンドまで幅広く対応します。独自に開発したノイズ・オシレーター、人の声の様な効果のバウエル・フィ ルターやサウンドを激変させるコム・フィルターなどが音作りを強力にサポートします。
UD20190710
デジタル DSP 技術を駆使したデジタル・サウンドを特徴とする最新のデジタル・ポリフォニック・シンセサイザー
Modorはベルギーに拠点を置くシンセサイザーのメーカーで、そのNF-1 は彼らのDSP テクノロジーを駆使した最新のデジタル・8 ボイスポリ・シンセです。NF-1 のサウンド・バリエーションは非常に豊かで、古典的なアナログ・エミュレーション、1980 〜1990 年代の FM や 加算合成 に代表されるデジタル・サウンド、そしてNF-1 しか作ることができないユニークなサウンドまで幅広く対応します。独自に開発したノイズ・オシレーター、人の声の様な効果のバウエル・フィ ルターやサウンドを激変させるコム・フィルターなどが音作りを強力にサポートします。

レトロ・フューチャーのその先へ
デジタル・シンセサイザーの未来がここにあります

デジタル・シンセとは果たして本当に陳腐な楽器でしょうか?アナログ・シンセでデジタル・シンセのサウンドが再現できないように、その逆もまた然りです。デジタルならではの質感、デジタルでなければ出す事のできない倍音、デジタルの醸し出す空気感。その全てはデジタル・ユートピアでのみ起こりうる魔法のようなサウンドです。

近年では「シンセウェイブ」と呼ばれるジャンルの世界的な流行と共に、往年のデジタル・シンセとそのサウンドが新鮮なものとして再評価されています。数多くのアナログ・シンセがクラシックとしてその価値を見出されているように、デジタル・シンセもまたクラシックとして注目を集めています。

【特徴】
構成とオペレーションはバーチャル・アナログ・シンセそのものデジタル・シンセである事を忘れる直感的な操作性
あなたがデジタル・シンセに抱くイメージとして、第一に「エディットが難しくて面倒」という事があると思います。NF-1 の構成とオペレーションはクラシックなバーチャル・アナログ・シンセそのものであり、あなたがその様な機種を一度でも触った事があればオペレーションに迷うことは無いでしょう。コントロール・パネル上の多数のパラメーターから目的の物を探し出したり、小さなディスプレイを見つめながら深い階層をひたすら潜ったり、押しにくいボタンを連打する必要はありません。

デジタルならではの質感を持ち、無数のサウンド・バリエーションを生み出す、パワフルなノイジー・オシレーター
シンセサイザーのサウンドを特徴づける上で一番重要なのがオシレーターです。NF-1 は10種類のタイプから選択できるオシレーターを3基搭載し、同時に使用する事ができます。これら10種類以外にもホワイト・ノイズと、オシレーター2と3によるリングモジュレーションが可能です。

3種類のクラシック波形とシンク・オシレーター
革新的なデジタル・シンセを設計する上でも絶対に欠かす事ができないのがクラシック波形であるノコギリ波、矩形波/パルス波、そして三角波です。しかし NF-1 のクラシック波形はいずれも PWM が可能で、これにより新たなバリエーションを生み出します。
シンク・オシレーターは1基のオシレーターでオシレーター・シンクのサウンドを生み出します。

3種類のユニークなノイズ波形
本物の楽器の音色を特徴づけている重要な要素として「ノイズ」があります。しかしホワイトノイズやピンクノイズといった単純なノイズを加えただけでは十分ではありません。NF-1 はそのサウンドの重要な要素である3種類のノイズ波形を使用する事ができます。これらは他のオシレーターとミックスするとサウンドにきらびやかな明るいキャラクターを与えます。
ソナー・ノイズは潜水艦などに搭載している探知機のサウンドを再現しており、レゾナント・バンドパス・フィルターを通ったノイズです。
ウィンド・ノイズは管楽器を吹く際に発生するノイズに似ており、ラダーフィルターでフィルタリングされたノイズです。
アーケード・ノイズは80年代のアーケード・ゲームのサウンド・チップ、SID や SN76489 のノイズ作成アルゴリズムを再現しています。特徴的なデジタル・ノイズはパーカッション・サウンドやサウンド・エフェクトを作る際に最適です。

2種類のFM波形
古典的な2オペレーターの FM 波形です。FM シンセとしては非常にシンプルなキャリアとモジュレーターが接続されただけの2オペレーターの構成ですが、オシレーターの後に続くフィルターなどとの組み合わせにより、FM シンセシスとバーチャル・アナログ・シンセシスの領域を拡大します。FM 波形は通常の波形と、フィードバック付きの波形が用意されています。
FM 波形はコントロールパネルに専用のFMキャリアー・ボタンと FM モジュレーター・ボタンが搭載されており、これらのボタンを使用して簡単にエディットできます。

革新的なアディティブ(加算合成)波形
基本となるサイン波の倍数を加算し、様々な倍音を生み出します。典型的なノコギリ波や矩形波から、奇数倍音のみを含むサウンド、異常な倍音構成のサウンドなど、非現実的なサウンドまで、デジタルならではのサウンドを生み出します。

クラシックなマルチモード・フィルターとモーフィング・フォルマント・フィルター
NF-1 はクラシックなマルチモード・フィルターと、ハードウェア・シンセとしては珍しいフォルマント・フィルター、同時に使用する事ができる2つのフィルターを搭載しています。LFO、エンベロープ、キーボード・トラッキングの3種類のモジュレーション・ソースがあらかじめ用意されています。

マルチモード・フィルター
ローパス、ハイパス、バンドパス、バンドストップ(ノッチ)の4モードから選択して使用できる、クラシックなレゾナント・マルチモード・フィルターです。使いやすい 12dB/Oct の典型的なフィルターです。

モーフィング・フォルマント・フィルター
サウンドのフォルマント、または3つのピーク周波数を設定する事により、人間の声の母音の様なサウンドにします。フォルマント・コントロールを回すと「アーエーオー」というようにモーフィングし母音が変化します。ピーク周波数の組み合わせは10種類のプリセットに加え、ユーザーが自分の好きな組み合わせを設定する事もできます。

2種類のフィルターのルーティング
ルーティングを変更する事でフィルターそれぞれの役割を変え、バリエーションを生み出します。シリアル(直列)接続ではオシレーターのサウンドはフォルマント・フィルターの後にマルチモード・フィルターへ送られます。例えばフォルマント・フィルターで作り込んだサウンドにバンドパス・フィルターをかけて、サウンドの周波数帯域を絞る事ができます。パラレル(並列)接続ではオシレーターのサウンドはそれぞれのフィルターで別々に処理された後にミックスされます。フォルマント・フィルターを通ったサウンドに足りない高域を、ハイパス・フィルターのサウンドをミックスして補うといった使い方が考えられます。

バーチャル・ワイヤーによるパッチングが可能なモジュレーション・マトリックス
NF-1 には7つの自由に割り当て可能なモジュレーション・ライン(NF-1 ではワイヤーと呼びます)のモジュレーション・マトリックスが搭載されています。いくつかのモジュレーション・ソース信号を多数のデスティネーション・パラメーターにルーティングする事により、モジュラー・シンセサイザーの様に自由な音作りが可能です。

コーラス/フランジャー効果を生み出すモジュレート・コムフィルターとエコー効果を生み出すディレイ
エフェクト・セクションにはモジュレート・コムフィルターとディレイが用意されています。モジュレート・コムフィルターはコーラス/フェイザー/フランジャーといった効果を生み出します。入力した信号にわずかに遅延させた同じ信号を追加し、フィードバックを利用して遅延を複数回繰り返す事でさまざまなエフェクト・サウンドを追加します。ディレイタイムは三角波 LFO でモジュレートさせる事ができます。ディレイは入力した信号に遅延させた信号を追加し、エコー効果を生み出します。仕組みはコムフィルターと同じですが、設定できるディレイ・タイムはこちらの方がはるかに長いです。ディレイ・ラインには1ポールのローパス・フィルターが用意されており、信号が繰り返される度にサウンドが細くなる、アナログ・ディレイの様な効果を与える事もできます。

ソフトウェア・エディター
完全に MIDI コントロール可能

【製品仕様】
主な仕様
・同時発音数 : 8音
・モード : Poly, Mono, Mono-Legato

メモリー
・448パッチ, 14バンク[AからN], 32パッチ
・すべてのファクトリー・プリセットは上書き可能

接続
・9V、600mA ACアダプタ接続、センタープラス
・MIDI IN / THRU / OUT : 3 x DIN 5 PIN接続
・オーディオ LR 出力 : 6.35 mmモノラルジャック
・サスティン・スイッチ : 6.35mmモノラルジャック
・ボリューム/モジュレーションペダル : 6.35mmステレオジャック
・USB コネクタ(MIDIのみ)

フロントパネル・コントロール
・42個のロータリー・ノブ
・20個のプッシュ・ボタン
・ロータリー・エンコーダ
・電源スイッチ/ボリューム・ノブ

ディスプレイ
・16桁 x 2行 グリーン・バックライト付きLCDディスプレイ

MIDI
・すべての"連続する"サウンドパラメーターは、リアルタイムで MIDI コントロール・チェンジを送受信します
・モジュレーション ; ピッチベンド, ベロシティ, アフタータッチ(チャンネル&ポリ), モジュレーション・ホイール(CC#1), ブレス・コントロール(CC#2), CC#3とエクスプレッション・ペダル(CC#4)
・パッチ, バンク, メモリの SysEx ダンプによるバックアップとパッチの入れ換え
・SysEx によるファームウェアのアップグレード
・MIDI MPE に対応

ラックマウント
・高さ:6ラック・ユニット
・ラックマウントを容易にするための凹んだ背面接続
・ラックマウント・イヤー付属

外形寸法
・幅 : (*1)440mm / 480mm
・奥行き : 267mm
・高さ : (*2)40mm / 80mm
*1 本体のみ / ラックマウント金具を取付時
*2 前部 / 後部

付属品
・ACアダプター、日本語マニュアル、ラックマウント金具、木製サイドパネル