| こちらに記載がある場合、参考としてご利用ください。コンディション説明で付属品や状態はご確認下さい。また、書籍の内容は変更になっている場合があります。参考として記載しております。 本書が,日露戦争いらい成熟してきた陸軍の体質に転機をもたらした二・二六事件に起草の機会を求め,ひたすら指揮官としての山下大将の生涯に焦点を集約したのも,半世紀の間に烈しく燃焼した旧日本リーダーの姿に注目したかったためである。組織が人を生み,人が組織を動かす,というが,同時に,組織の基礎に国土,社会,国民性など,その国の特性がよこたわっているとすれば,かつて陸軍という巨大な組織が生まれ,そだち,そしてゆがんでいった成因は,いまの日本にも失われていない。山下大将に見られる典型は,日本における組織とリーダーとの関係,そして指揮官または責任者の態様について,現在なお少なからぬ示唆を与えているはずである。 |
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