自民党の大罪 (祥伝社新書 702)
自民党の変容と日本の凋落
東西冷戦の終結が迫り、「政治改革元年」という掛け声に人々が浮かれたのが平成元(1989)年。
しかし、皮肉にもその年が自民党、日本の明暗を分ける分岐点になった。
以降の35年で日本は国力を失い、腐敗と不正が蔓延る人治国家へと成り下がることになる。
本書では、自民党の政治家を個別に検証することで、変容した党の本質を炙り出そうとするものである。
著者は、「小沢一郎がまいた種を小泉純一郎が悪用し、安倍政権という悪夢に結実した」と指摘する。
支持率が20%にも満たない政権、政党が権力を牛耳ることができる理由は何か?
思考停止した大衆が”悪党”を支え続ける社会の歪な構造が明らかになる。
祥伝社新書 702
適菜収/〔著〕
出版社名 祥伝社
出版年月 2024年8月
ISBNコード 978-4-396-11702-3