バッタ博士の異常な愛情 恋愛と婚活の失敗学 (光文社新書 1386)

私は女性に嫌悪感を抱かれることに定評のある昆虫が大好きだ。しかも、バッタの研究を生業としている。それを出会いの場で伝えると、大抵の女性から、「コイツはムリ」という色がありありと滲み出た、棒読みの「へぇ〜、そうなんですね」を頂戴する。合コンの最中、私の隣に座った女性など、背中をこちらに向けて露骨なブロックをかましてくる。最も得意とすることが、よりによって婚活の足を引っ張るとは、なんたる不幸。 それでも心優しき女性はデートに応じてくれることもある。しかし、あろうことか私が外国出張に行きまくり、年の半分も日本にいない年もあり、せっかく芽生えた恋心も会えない時間に枯れてしまう。(切ない「はじめに」より)
――夢を追い、夢をつかんだ代償は……45歳独身。『バッタを倒しにアフリカへ』『孤独なバッタが群れるとき』『バッタを倒すぜ アフリカで』『ウルド昆虫記』

光文社新書 1386
前野ウルド浩太郎/著
出版社名 光文社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-334-10808-3