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関南北東西活路通(かんなんぼくとうざいかつろにつうず)
年末・年始の時期に相応しい禅語です。
関はぴしゃりと閉めてどこへも通さぬ、東西南北はどこへでも立派な道がつづいているという意味。
歳月不待人(さいげつひとをまたず)
時間は人の都合とは関係なしに刻々と過ぎていくものであり、人を待ってくれるこFとなどない。
転じて、人はすぐに老いてしまうものだから、二度と戻らない時間をむだにしないで、努力に励めよという戒めを含む。
陶潜の『雑詩』に「盛年重ねて来たらず、一日再びあしたなり難し、時に及んで当に勉励すべし、歳月人を待たず(若い時は二度と来ない、一日に朝は二度とない、時を逃さず一瞬を大切にして勉学に励めよ)」とあるのに基づく。
語尽山雲海月情(かたりつくすかいうんかいげつのじょう)
山の心情、雲の心情、海の心情、月の情心、即ち一切のこころと言うのが 山雲海月の情で、この場合、親しきもの同士が胸中の心情を語りつくすさまを表す。