茶道具 短冊 直筆 松無古今色又は竹有上下節又は紅露一点雪又は明歴々露堂々 西垣大道筆 茶道

●松無古今色(まつにここんのいろなし)…松の翠は四季を通じ、今昔なくいつもみずみずしく茂っている意味。
●竹有上下節(たけにじょうげのふしあり)…竹には上から下まではっきりと節がついていて、差別具体の世界を対比させた言葉。
●紅露一点雪(こうろいってんのゆき)…煩悩妄念を断滅した坐禅三昧の正念のある処、ここにはどんな邪念も寄せつけない。迷妄、邪悪は、恰も紅蓮の炎をあげて赤々と燃え盛る炉の上に、一片の雪花が舞い落ち、一瞬のうちに溶けて跡形もなく消えてしまうかのようだ。
●明歴々露堂々(めいれきれきつゆどうどう)…明らかにはっきりと顕われていて、隠すところなどすこしもない、という意味。
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●メール便不可
●直筆
サイズ:広巾(約縦36.3×横7.5cm)
作者:西垣大道筆
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極楽寺 兵庫県城崎
昭和17年 兵庫県生
昭和24年 西垣宗興について得度大徳僧堂のち相国宗堂に掛塔
昭和51年 仏教大学大学院修士課程終了
昭和53年 兵庫県城崎の大徳寺派萬年山極楽禅寺住職に就任
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箱:たとう紙
備考:在庫ありの場合(注文日〜3日以内の発送可能)
短冊 直筆 萬里無片雲又は紅葉舞秋風又は採菊東籬下又採菊東籬下又は悠然見南山 西垣大道筆

短冊 直筆 萬里無片雲又は紅葉舞秋風又は採菊東籬下又採菊東籬下又は悠然見南山 西垣大道筆

短冊 直筆 萬里無片雲又は紅葉舞秋風又は採菊東籬下又採菊東籬下又は悠然見南山 西垣大道筆

短冊 直筆 萬里無片雲又は紅葉舞秋風又は採菊東籬下又採菊東籬下又は悠然見南山 西垣大道筆

短冊 直筆 萬里無片雲又は紅葉舞秋風又は採菊東籬下又採菊東籬下又は悠然見南山 西垣大道筆


萬里無片雲(ばんりへんうんなし)(万里無片雲)

萬里は、万里の天。片雲は、一片の浮き雲。雲は妄想や煩悩などの例えで、心の隅々まで妄想や煩悩がない状態をいう。

紅葉舞秋風(こうようしゅうふうにまう)

散りそめた紅葉が秋風に舞っている様子で、晩秋の寒々とした光景のかぎり。まさに、裏をみせ表を見せて散りゆく様子を表す
人はすべて の汚れ、邪念を捨て世に身を任せ「無心」になることから大切です。

採菊東籬下(きくをとるとうりのもと)

東の垣根のところで菊を取ったり、街中にいたとしても、気持ちはゆったりとしている様。

悠然見南山(ゆうぜんとなんざんをみる)

ゆったりとした気分で南山を見上げる。煩悩妄想の跡形もない、悠悠自適な様子。


【西垣大道】極楽寺 兵庫県城崎
1942年昭和17年 庫県に生まれる。
1949年昭和24年 分山宗興について得度。日本社会福祉大学卒業後、大徳僧堂、のち相国僧堂に掛塔。
1976年昭和51年 仏教大学大学院修士課程修了。
1978年昭和53年 兵庫県城崎郡の大徳寺派極楽禅寺住職に就任し、現在に至る。