茶道具 短冊 無季 直筆 閑座聴松風又は平常心是道又は主人公又は本来無一物又は無尽蔵 西垣大道筆 茶道
●閑座聴松風(かんざしょうふうをきく)…静かに座って、松の間を吹く風の音(釜の湯の沸く音)を聴く
●平常心是道(びょうじょうしんこれどう)…自然界の変化に係わることなく、普通に日々を過ごしている様。
●主人公(しゅじんこう)…瑞巌(ずいがん)和尚は
「おーい、主人公(自分)よ。ちゃんと目を覚ましているか」と、自分自身に声をかけては自分で答えていたことから主人公という禅語は生まれた。
●本来無一物(ほんらいむいちぶつ)…本来、執すべきものは何もなく空であるという意味。
●無盡蔵(無尽蔵)[むじんぞう]…この宇宙に生きるにあたって、全てを投げ捨てて無一物に徹すれば、逆に全てが無尽蔵に湧き出てくるとの意味です。
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●メール便不可
●直筆
サイズ:広巾(約縦36.3×横7.5cm)
作者:西垣大道筆
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極楽寺 兵庫県城崎
昭和17年 兵庫県生
昭和24年 西垣宗興について得度大徳僧堂のち相国宗堂に掛塔
昭和51年 仏教大学大学院修士課程終了
昭和53年 兵庫県城崎の大徳寺派萬年山極楽禅寺住職に就任
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箱:たとう紙
備考:在庫ありの場合(注文日〜3日以内の発送可能)
閑座聴松風(かんざしょうふうをきく)
一切の雑念を捨て、静かに 座ってただ松風の音を聴く。 心が急いでいれば気付かぬことが多い。 静かに座って耳を 済ませば澄み渡った音が聞こえてくる。
静かに座って、松の間を吹く風の音(釜の湯の沸く音)を聴く
平常心是道(びょうじょうしんこれどう)
端的に言えば、尽十方界(宇宙・大自然)の絶え間ない活動は常に「平常底」であり真実であるということを表現している。自然界の変化に係わることなく、普通に日々を過ごしている様。
道は知に属せず、不知に属せず。普段の心が悟りである。
主人公(しゅじんこう)
瑞巌(ずいがん)和尚は
「おーい、主人公(自分)よ。ちゃんと目を覚ましているか?」と、自分で自分に問いかけ、
「大丈夫だ」と、自答する。
「世間に流されるなよ」
「大丈夫だ」
そうやって、自分自身に声をかけては自分で答えていたことから主人公という禅語は生まれた。
本来無一物(ほんらいむいちぶつ)
本来、執すべきものは何もなく空であるという意味。
無盡蔵(むじんぞう)(無尽蔵)
この宇宙に生きるにあたって、全てを投げ捨てて無一物に徹すれば、逆に全てが無尽蔵に湧き出てくるとの意味です。
【西垣大道】極楽寺 兵庫県城崎
1942年昭和17年 庫県に生まれる。
1949年昭和24年 分山宗興について得度。日本社会福祉大学卒業後、大徳僧堂、のち相国僧堂に掛塔。
1976年昭和51年 仏教大学大学院修士課程修了。
1978年昭和53年 兵庫県城崎郡の大徳寺派極楽禅寺住職に就任し、現在に至る。