蔵元 | 越銘醸株式会社 |
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蔵元所在地 | 新潟県長岡市栃尾大町2-8 |
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アルコール分 | 15%(原酒) |
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内容量 | 720ml |
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原料米 | 五百万石 |
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精米歩合 | 70% |
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火入 | 火入れ |
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日本酒度 | +9 |
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酸度 | 1.9 |
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アミノ酸度 | 1.3 |
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酵母 | 新潟酵母 G74 |
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保管方法 | |
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備考 | ラベルデザイン:小野恵央氏 |
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「山に還る━原点回帰」
山城屋の新たなる挑戦への一本。
新たな山城屋が目指したのは、原点への回帰。新潟・栃尾の豊かな山々に抱かれ、命を育む水と土に支えられてきた歴史を見つめ直し、私たちは今、再び「山」に立ち返りました。
ラベルには、酒のふるさとである「山」を象徴する意匠をあしらいました。
その原点に流れる“山の恵み”の精神を今一度、清酒としてかたちにした一本です。
『蒼嵐 SEIRAN』の由来
「蒼嵐 せいらん」とは、青葉が茂る季節、山々の緑を揺らして吹き抜ける瑞々しい初夏の風のこと。本来は「青嵐」と表記されることが多いこの言葉ですが、今回はあえて「蒼」の字を用いました。これは、長岡を代表する「蒼紫(あおし)神社」にも通じる文字を重ね、土地の記憶と山城屋の原点を映し出すためです。この酒は、そんな清らかさと力強さを併せ持つ“嵐”のような存在を目指して醸しました。米がもたらすふくらみと旨味、そしてそこに重なる、涼やかに経ち上がる酸の余韻。それはまるで、新緑の山中を吹き抜ける風のように、軽やかでいて芯がある味わいです。「山と風」そして「土地」の記憶。その三つの自然の力が結び合い、季節を映し、心を潤す酒として『蒼嵐』と名付けました。
テイストについて
軽すぎず、重すぎず。まさに“ちょうどいい”飲み心地を追求した、山城屋の新たな挑戦酒。
本商品は、従来のスタンダードクラスが追求した、山城屋のクリアな酒質と優しい旨みを残しながら、精米を70%に見直すことで米本来のふくらみと骨格をより自然なかたちで引き出しました。
口に含めば、穏やかな旨みとともに、夏酒らしい清々しい酸がスーと立ち上がり、涼やかでキレのある後口へとつながっていきます。冷酒でも美しく、常温でも落ち着きがあり、食事に寄り添う一本です。