ザソール THE SOLE ／ シュランケンカーフミニトートバッグ「LIBERO」（トープ×ネイビー）

気の利いたサイズ感が秀逸。持つだけで気分が上がるショッパー型ミニトート「LIBERO」

バッグやベルトにはじまり、ネクタイ、傘、洋服ブラシ、果てはボールペンまで、神藤氏が欲しい＆面白いと思ったものをとことん拘って作り倒す。言ってみれば神藤氏のプライベートレーベルであるザソール。神藤氏とは長い付き合いということもあってザソールのデビュー当初から様々なアイテムを見てきましたが、満を持して当店で扱うことを決めました。まずはその代名詞である神藤氏の拘りが詰まりまくったバッグとベルト。その中でもエルメス御用達の最高級レザーを採用した商品を中心に扱っていきます。

ご紹介するのは、ザソールのバッグコレクションの人気定番モデル「LIBERO（リベロ）」です。イタリア語で“自由な”という意味を持つこのバッグは、ショッピング用の紙袋、いわゆるショッパーをベースに作られたミニサイズ（スモールサイズ）のトートバッグになります。女性の間では以前から人気があったミニトートですが、キャッシュレス決済の普及によって荷物が少なくなった昨今、男性の間でも話題になっているので狙っている方も多いのではないでしょうか。

入荷するとすぐに完売してしまうザソールのミニトートLIBEROは、マチがあって自立する構造の縦型トートでして、横幅22.5センチという計算されたサイズ感になっています。小ぶりで可愛らしい印象ですが、約9センチのマチが設けられているので見た目以上に収納力があります。財布やスマホ、鍵など、身の回りの必需品はもちろん、500mlのペットボトルがすっきり収まるサイズなので普段使いにうってつけです。なによりショッパーを模したデザインが洒落ており、着こなしのアクセントとして絶大な効果を発揮します。持つだけで気分が上がるミニトートとでも言えばいいでしょうか。むちゃくちゃ洒落てます。

素材には、エルメス御用達の最高級レザー＝シュランケンカーフを採用。美しいシボを纏ったシュランケンカーフで仕立てることで、トートバッグのカジュアルさを残しながらもエレガントな佇まいへと変貌を遂げていることをお分かり頂けると思います。巷に溢れるキャンバスやナイロンのミニトートとは高級感がまるで違うので、大人が持っても安っぽい印象になりません。ユニセックスなのでパートナーとシェアしてもOKです。プレゼントにも喜ばれると思います。

ショッパーを模したミニマルな外観ですが、快適かつストレスなく使えるようユーザー目線で作り込まれています。メインポケットは1室構造で、バッグの中ができるだけ見えないようにするために上部にマグネット式ストラップがあしらわれています。口が勝手に開かないのでセキュリティ面も安心です。外装同様、内装にもシュランケンカーフが使用されており、ただ革を貼り合わせるだけではなく、しっかりとした質感にするために革の間に別素材を挟み込んでいます。このため型崩れしにくく、美しい姿をキープしたまま長く使用できます。このバッグのためにわざわざ特注したという削り出しによる約9ミリの極太レザーハンドルは、角を落とした後、きれいに磨かれているので手に吸い付くようにフィットします。この他にも、職人が塗りと磨きを繰り返した美しいコバ面や菱針を使ったステッチなど、言われなければ気づかないような細部まで徹底的に作り込まれています。バッグは使ってナンボなので、使いやすいことは大前提です。どんなに見た目がよくても使いづらくては話になりません。そういう意味において本品は限りなく100点に近いと思います。

ミニトートということでザソールのバッグコレクションのエントリー価格になっています。気軽に持ち歩ける小さめのバッグを探していた方はぜひご検討ください。ミニサイズですが、他のモデルと同様に職人が1つ1つ手作業で仕上げているので手に取ったときの満足度はかなり高いと思います。

少量生産だからこそです。妥協なき生産背景によって生み出される圧倒的な品質

ザソールのバッグは、日本でも屈指の鞄工房にて、国内トップクラスの職人が1つ1つ手作業で仕上げています。これでもかと言わんばかりに職人魂を見せつけるコバの仕上げにはじまり、卓越した芯材の使用法、革の繊維の方向までも計算した裁断法など、古典的な手法を今なお守り続け、それを高次元で実践しています。このレベルの仕事ができる職人は限られているためどうしても生産数が少なくなってしまい、欲しくても買えない状況が続いています。当店への入荷も決していいとは言えず、1年近く前にオーダーした品番が未だに未入荷だったりします（笑）。それでもなお現状の生産体制を貫いているのは、ひとえに最高品質を追求するが故だと思います。神藤氏が最高のバッグだと断言する理由は、エルメス御用達の革もそうですが、この妥協なき生産背景にあるのだと思います。

画像でお伝えするのは難しいですが、シセイやシャンボールセリエといった一流どころのインポートブランドを超える品質と完成度を誇り、並々ならぬ雰囲気を漂わせています。革製品が好きな方なら分かると思いますが、ある一定のレベルを超えてくると触れずとも質の高さが分かる、ある種のオーラのようなものを感じると思います。エルメスのバッグや、ジョンロブやベルルッティの靴が纏っているような、それに近いものをザソールのバッグには感じます。本当に感動するくらいの品質と完成度です。革は本場ヨーロッパ産ですが、それ以外をすべて日本で賄っていることには改めて驚かされます。このバッグを手にしたら日本のものづくりの素晴らしさを再認識させられることでしょう。

かのトップメゾンも採用するドイツ・ペリンガー社の銘革「シュランケンカーフ」

このバッグには、ドイツの名門タンナーLudwig Perlinger GmbH（ペリンガー社）が手掛ける「Shrunken Calf（シュランケンカーフ）」という名称の革が使用されています。1864年の創業以来、5世代150年以上にわたって培ってきた革鞣しの技術を有する老舗タンナー（カールフロイデンベルグ社が廃業した現在、事実上のドイツ最高峰カーフタンナー）です。飼育管理された指定牧場の厳選されたアルペン牛原皮を使い、他に類を見ない独自の製法で革作りをしています。例えば、原皮選びに於いては牛が“何を食べて育ったのか？”という点にまでこだわりを持ち、鞣しにおいては革の内部のph濃度を一定にさせるため、鞣した後しばらくエイジングさせるなど他のタンナーではやらないことにまで神経を使っています。環境先進国ドイツらしく、多額の費用をかけて排水処理施設の完備やゴミ焼却施設を完備して環境への配慮も徹底しています。

常に安定した最高品質の革を供給することで知られるペリンガー社ですが、その中でもすこぶる評判が高く、ペリンガー社を象徴する革として世界的に知られているのがシュランケンカーフです。かのエルメスが要求する基準に従い開発されたと言われるこの革は、真っ先にエルメスが選別し、落とされたものが市場に出回るという逸話があります。エルメスではトゴという名称で展開されており、バーキンやケリーの原材料として親しまれています。

ペリンガー社が世界に誇るクローム鞣し技術によって生み出されるシュランケンカーフは、もっちりとした感触とふっくらとした表情、加えて美しいシボ模様が特徴です。熱を加えたり型押ししたりせずに収斂性の強い鞣し剤によって革の表面に自然なシボを持たせているため、なんとも味わい深い表情で強いハリがあります。一般的にクロームで鞣された革は植物性のタンニンで鞣された革よりも弾力があって柔軟性が高くなるのですが、そこにシボが加わると更に柔軟性と弾力が上がり、曲げ伸ばしに強く、傷にも強くなっています。爪で引っ掻いた程度では傷つきませんし、型崩れの心配もほとんどないので、バッグから財布までありとあらゆる製品に用いられています。長い歴史の中で研究し尽くされた染色技術による美しい発色も見逃せません。また、ヨーロッパの革には珍しく色止め加工が施されているので色落ちや退色が起こりにくくなっています。

エルメスが看板商品であるバーキンやケリーに採用しているのが納得できる、世界最高峰と呼ぶに相応しい本シュリンクレザーです。このもっちり＆ふっくらとした独特の素材感は、シュランケンカーフを使った製品でしか味わえないと思います。外装だけでなく、贅沢に内装にまでシュランケンカーフを使っていてこの価格とは驚きですね。（※本シュリンクレザーなのでシボ模様に若干の個体差があります。予めご了承ください。）

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SIZE

横幅	高さ	マチ
22.5	26.8	9

（単位: cm）

※ 横幅とマチは底面を採寸した数値になります。
※ 高さは正面を採寸した数値になります。
※ ハンドメイドのため寸法に若干の誤差が生じる場合があります。予めご了承ください。

サイズの測り方はこちら ＞

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COLOR VARIATION

ブラック

トープ×ネイビー

モデル
LIBERO
素材
外装：シュランケンカーフ（牛革） 内装：シュランケンカーフ（牛革） ハンドル：牛革
色
正面：TAUPE（トープ） 側面：NAVY（ネイビー） ハンドル：NATURAL（ナチュラル）
ディテール
・1室構造（間口マグネット式ストラップ） ・総裏地（内装シュランケンカーフ） ・削り出しレザーハンドル
参考価格
82,000円 + tax 国内代理店が設定している国内定価になります。
付属品
ブランドタグ、箱
原産国
日本

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