“マシンメイドの最高峰”と称されるイタリアの老舗シャツブランド
1967年、北イタリア・ヴィチェンツァで創業した老舗シャツブランドGUY ROVER(ギローバー)。“マシンメイドによる最高のシャツ作り”をコンセプトに掲げるギローバーの歴史は、サルトリアの技術を現代のシャツにいかに反映できるか試行錯誤を繰り返してきた歴史でもあります。マシンメイドの持ち味であるしっかりとした縫製を活かしつつ、身体を包み込む立体的なカッティング、上質な芯材を用いた端正な衿型、着心地のよさを追求したハイクオリティな素材を融合させ、イタリア随一と言われるマシンメイドシャツを作り出しています。品質と価格のバランスがよく、デイリーユースに適した耐久性が備わっていることから、身近に楽しめるイタリア製シャツとして人気を博しています。90年代に日本での展開がはじまり、それ以後も人気が定着している日本人に愛されているシャツブランドです。
カジュアルなのに上品見えする。さらっと羽織れるシャツアウター「GR132L」
ご紹介するのは、シャツアウターの人気定番モデル「GR132L」になります。デザインのベースになっているのは、アメリカ海軍由来の「CPOシャツ(シーピーオーシャツ)」です。“CPO”とはChief Petty Officer(アメリカ海軍下士官)の略で、彼らが艦上で着用していた制服に由来しています。シャツカラーと両胸のフラップパッチポケットを備え、ウールを圧縮したメルトン素材で作られたものがオリジナルとされます。裾をボトムスの外に出して着る“シャツ型アウター”になるとお考えください。
そんなCPOシャツをギローバーが手塩にかけて作り上げたのがGR132Lです。CPOシャツ=アメカジ、こんなイメージがあると思います。イタリアファッションではあまり馴染みのないアイテムですが、ギローバーの手に掛かればご覧のとおり。ボタニカル刺繍が施されたリネン混ファブリックと身幅にゆとりを持たせたフィッティングの採用によって、ほんのり色気が漂う“大人顔CPOシャツ”に仕上げています。シャツブランドならではの完成された衿型(ボタンを外しても襟の形が崩れない台襟付きワイドカラー)が素晴らしく、このシャツアウターをよりいっそう大人らしく見せています。裾の形状がスクエアテイル(ボックスカット)になっているところもポイントです。裾がもたつかないのでタックアウトがお洒落に決まります。素材やシルエット、ディテールのアレンジによってカジュアルにもキレイめにも着られるニュートラルなバランスを実現した万能型シャツアウターなので、着る服に迷ったときついつい手にしてしまうと思います。
ニットやカットソーの上からさらっと羽織れるアイテム(羽織り)として超優秀でして、春先はインナーとして、暖かくなってきたらアウターとして、エアコンの効いた室内でも重宝します。すこぶる汎用性が高く幅広いコーディネートに合わせられるので、一枚持っていて損はないと思います。
胸板の薄い日本人の体型に合うように調整されたフィッティング
ギローバーのシャツを愛用している方でしたらすでにご存知のこととは思われますが、ココンチのシャツは日本人の体型に合うように作られています。もちろんシャツアウターも同様です。ゆとりがあるのに脇下がもたつかない立体的なボディ、横ではなく斜め下に向かって付けられた袖、タックアウトがバランスよく決まる計算された着丈など、改良を重ねることによって日本人の体型に合うベストなバランスを実現しています。“これって日本のブランドじゃないの?”と思えるくらい日本人の体型にフィットするので、インポートのシャツアウターは体型に合わないという方でも安心です。
ボタニカル刺繍が映えます。程よく粗めで落ち感のある三者混モーリークロス
使用されている生地は、レーヨン、ポリスチレン、リネンから紡がれた太番手糸を粗めに織り上げたモーリークロスになります。ポプリンをひと回り厚手にしたような平織物で、程よくざっくりしており、目に隙間があって通気性に優れていることが特徴です。ぱっと見はコットンリネン素材のようですが、実際にはレーヨンの混紡によってテロンとした落ち感が与えられているため、着用した際に美しいドレープが生まれます。“さらさら”しているのに“しっとり滑らか”という、一見矛盾するような肌触りも素晴らしく、夏でもベトつかず気持ちよく着用して頂けます。リネン混素材であるにもかかわらずシワに強い(シワになってもすぐに元に戻る)こともポイントです。もちろん自宅で洗濯(洗濯機で水洗い)できます。
この生地の魅力は、なんと言ってもボタニカル刺繍です。ご覧のとおり、アロハシャツによく見られるハイビスカスの花と葉が刺繍されており、春夏らしい開放感やリラックス感を演出します。プリントではなく刺繍ってところがミソ。すごく高級感がありますし、柄の輪郭をシンプルに描いているのでうるさくなりません。大人っぽい雰囲気なので柄物を敬遠していた方にも気に入って頂けると思います。寂しく見えがちな春夏の着こなしが一発で解消されますよ。
(単位: cm)
表記 | 肩幅 | 胸幅 | 袖丈 | 着丈 |
---|---|---|---|---|
S | 41 | 51 | 62 | 69 |
M | 43 | 54 | 63 | 71 |
L | 45 | 57 | 64 | 73 |
XL | 47 | 60 | 65 | 75 |
モデル |
---|
GR132L |
素材 |
レーヨン40%・ポリスチレン40%・リネン20% |
生地 |
程よく粗めで落ち感のある三者混モーリークロス |
シーズン |
春夏 |
色 |
ライトベージュ 素材そのものの色を活かしたライトベージュ(生成り)のボディにブラウンのボタニカル刺繍が入る、明るく上品なナチュラル系のカラーリングになります。 |
ディテール |
・ワイドカラー ・フレンチフロント ・シングルスクエアカフ ・両胸フラッププリーテッドポケット(ボタン式) ・裾スクエアテイル ・製品洗い(ガーメントウォッシュ) |
参考価格 |
31,000円 + tax |
付属品 |
ブランドタグ |
製造国 |
ITALY |