鋳心ノ工房のケトル日本の伝統技術を受け継ぎながら、現代の暮らしに心地よくなじむ鋳物製品を手がける、山形鋳物の〈鋳心ノ工房〉「ティケトル」は、鉄瓶をより日常に取り入れやすくデザインされた軽やかな佇まい。一方「いものケトル」は、重厚感と温かみを兼ね備えた道具として、静かな存在感を放ちます。どちらも、伝統技法で仕上げた鉄鋳物ならではの風合いと、使うほどに深まる味わいが魅力。保温性に優れ、ケトルで沸かしたお湯は、水道水に含まれる塩素(カルキ)をほとんど取り除き、まろやかで雑味のない口当たりに。さらに、鉄分が自然に抽出されるため、日々の暮らしの中で不足しがちな鉄分を手軽に補うことができます。日々のお茶やコーヒーの時間はもちろん、和洋問わずさまざまな食卓シーンに溶け込むケトルです。
ティケトル鉄瓶をもっと日常生活に取り入れてほしいという想いから生まれた、使いやすさを追求したティケトル。容量は1.1Lと1.8Lの2種類をご用意。無骨な印象をやわらげるため、ハンドルとつまみには天然木を用い、柔らかく手に馴染むデザインに。暮らしの中で扱いやすいサイズ感と形状で、鉄瓶のある生活を気軽に楽しめるよう工夫されています。
底面は熱伝導に優れたフラット仕様で、電磁調理器(IH)にも対応。見た目の美しさだけでなく、現代の調理環境に適した実用性も兼ね備えています。
仕上げには、鉄瓶づくりに古くから使われてきた伝統的な技法を採用。約800度で素焼きした後、酸化被膜で全体を覆い、その上から漆を焼き付けてコーティング。この工程により、サビに強く、毎日の使用にも安心な耐久性を実現しています。
いものケトル伝統的な鉄瓶の魅力をそのままに、現代の生活に寄り添う形で生まれた「いものケトル」
鉄鋳物の本体に、ウォールナットやホワイトオークなど木の温もりを添えたハンドル・つまみを組み合わせたデザイン。堅牢な素材でありながら、どこかやさしく、インテリアとしても美しい佇まいが魅力です。
内部は、800度で素焼きし、酸化皮膜で表面を覆ったのち、漆を焼き付けるという、鉄瓶づくりの伝統技法で仕上げています。サビに強く、お湯の味わいにも変化が出にくいため、長くご愛用いただける仕様です。
山形鋳物とは山形鋳物の歴史は、およそ千年前の平安時代にさかのぼります。仏具の製造を起源とし、やがて茶の湯釜や鉄瓶など、実用と美を兼ね備えた工芸品として発展してきました。この伝統を現代に受け継ぐのが、山形市銅町にある「鋳心ノ工房(ちゅうしんこうぼう)」です。鋳心ノ工房の製品は、バリ取り、口づくり、穴あけ、ホーロー仕上げに至るまで、多くの工程を手作業で仕上げています。
鋳心ノ工房について「鋳心ノ工房」は増田尚紀デザインによる日本に伝わる鋳物の伝統美を、今日の生活様式に提案するCASTING STUDIOです。伝統工芸は本来は決して保守的なものではなく、その時代においては極めて革新的な、ハードとソフトを合わせ持ったものです。工芸が人々の暮らしに潤いを与える生活道具として、今日性を持つことにより、新たな伝統は築かれます。鋳心ノ工房は日本文化をシードとした鋳造品を中心にユニバーサルなデザインを制作する創造的工房です。
【仕様】
ティケトルS :ホワイトオーク/ウォールナット
色:黒(本漆焼付け仕上げ)
寸法:157×176×158mm
容量:1.1L
材質:本体・鋳鉄、つる:プライウッド
重量:約1500g
ティケトルM:ホワイトオーク/ウォールナット
色:黒(本漆焼付け仕上げ)
寸法:172×196×179mm
容量:1.8L
材質:本体・鋳鉄、つる:プライウッド
重量:約1800g
いものケトルM:ホワイトオーク/ウォールナット
色:黒(本漆焼付け仕上げ)
寸法:188x148x184mm
容量:1.4L
重量:約2000g
(共通仕様)
直火、IH両対応
専用箱入り
産地:山形県
【取り扱いについて】
・初めてお使いになる際は内部の汚れを除去するため、一度お湯を沸かしてから捨ててください。
・ハンドル部分には天然木を使用しています。 倒れたまま火にかけたり、強火での使用は焦げや破損の原因となります。
・内側にはサビ止めとして「酸化被膜+漆焼付仕上げ」が施されています。
・内部を洗う際は、クレンザー・金属タワシ・研磨剤などは使用しないでください。
・ご使用後は水分をしっかりと拭き取ってください。





