高炉セメント B種 25kg入 太平洋セメント株式会社 10本以上の場合は注文後に送料を計算して「注文受諾メール」にてお知らせいたします。

化学抵抗性に優れ、長期にわたり強度発現を持続
高炉セメントはポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末を所定量混合して製造されたセメントです。高炉スラグ微粉末は溶鉱炉で銑鉄を製造する際に副生する溶融状態の高炉スラグを水などで急冷固化し微粉砕したもので、セメントの中和反応で生成した水酸化カルシウムなどのアルカリ性物質や、石膏など刺激により水和・硬化する「潜在水硬性」と呼ばれる性質をもっています。このため、高炉セメントでは配合された高炉スラグ微粉末の潜在水硬性が長期にわたって発揮され、緻密で安定な硬化体組織を形成しますので、長期強度発現性や化学抵抗性に優れたコンクリートを製造することができます。高炉セメントは混合される高炉スラグ微粉末の分量により、A種(5を超え30%以下)、B種(30を超え60%以下)、C種(60を超え70%以下)の三種類に分類されますが、その中でもB種が最も多く生産され、幅広い分野で使用されています。【特長】1.長期強度が大きい高炉セメントは、普通ポルトランドセメントに比べて初期強度は若干低めの傾向にありますが、スラグの潜在水硬性の発言により長期にわたり強度が増進します。2.科学抵抗性・水密性に優れるセメントの中和によって生成する科学的に不安定な水酸化カルシウムが、高炉スラグ微粉末と反応して安定で緻密かつ強固な硬化体組織を形成しますので、化学抵抗性が改善されるとともに水密性も向上します。3.アルカリシリカ反応抑制効果がある高炉セメントは、セメント中に含まれるアルカリ量が普通ポルトランドセメントに比べて少ないことなどから、アルカリシリカ反応を抑制する効果があります。このため、関連諸規格でもアルカリシリカ反応抑制対策として、高炉セメントB種・C種の仕様が推奨されています。※高炉セメントを使用したコンクリート、或いはモルタルは内部が青緑色を呈する場合がありますが、この色は空気に触れると徐々に退色し、通常のコンクリートとほぼ同一の状態となります。なお、この色が硬化体に悪影響を及ぼすことはありません。