Little Stone Recordsでは、この先も大友良英ソロワークスの名のもとにさまざまな内容のアルバムを発表していく予定です。
大友ライフワーク的な作品群の第一弾として、御注目いただければ幸いです。
「 ギターとターンテーブル。数十年もの付き合いになるこの楽器たちでわたしがやっていることといえば、弦の振動や回転体との摩擦で生まれた電気信号を増幅させたりフィードバックさせたりってことに過ぎないなって、しみじみと思います。なんでそんなことをやっているのかと言われても、自分でもよくわかりません。ただ、何よりこいつを即興で、とりわけライブであれこれやることが大好きなんです。これまで一体どれだけの数、そんな演奏をしてきたことか、本当に数え切れないくらいです。そのわりには即興のソロでのスタジオ録音はほとんど残っていません。即興はその場限りでいいや・・・そう思っていましたから。
ところが、パンデミックの数年間がわたしの意識を変えたのか、あるいは親しかった友人たちがあの世にいくのを見送る機会が増えたせいなのかな。それとも単に歳をとったせいかもしれません。今までさほど残す気もなかった自分の即興演奏を改めてスタジオ録音して残そうって気になってきました。本作がその1作目になります。録音もジャケットのイラストも自分でやってみました。なるべく大ごとにせずにやりたかったんです。
元来お調子乗りなんで、こうやって味を占めると、また次のことをついついやりたくなります。それも出来ることなら自分の頭や体の自由が利くうちに、本作のような即興演奏だけでなく、他の様々な形のソロ活動も録音物として残しておきたいという気になっています。そんなわけで本作を「Solo Works 1」とさせてもらいました。頭の中ではもう次のソロ作品の構想がはじまっています。次も、そしてその次も、さらにその先もまたきっと面白い作品になると思います。おかげで、しばらくは忙しくなりそうです。この先のリリースもお楽しみに。」 ( 大友良英 )
ホイホイレコード Hoy-Hoy Recordsは、日本初にして唯一の「お持ち帰りライヴCD」レーベルとして、2008年に誕生しました。「お持ち帰りライヴCD」とは、アーティスト許諾のもとライヴを録音し、終演後に同日のライヴ音源を会場で販売するという、まさにライヴを「お持ち帰り」いただく試みのこと。
開場前の客席のざわめきから、アンコールの最後の曲が終わり会場全体に響く手拍子まで、ライヴをまるごと記録(なかには編集するものもありますけど)。
このライヴCDは:ホイホイレコードだけ販売:(同ウェッブサイトのみの販売)で一般的な流通はしていません。
録音許諾をいただけるアーティストも随時募集中
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