CDでは一筆書きのような即興演奏による11曲を収録。そこには静と動、明と暗など、あらゆる対立物が現れ消えていく。一編一編が短編小説のような起伏と完結性を持っている。DVDRには大阪島之内教会に於けるライブ映像を収録。前半はソロ、後半はマツダカズヒコ(G)を迎えてのDUOとなっている。教会独独の広い空間での音の細部が際立つ音と一蹴、荘厳性を帯びた映像が発揮されている。
プロフィール:
50歳で学生時代から続けていたドラマーからソロ打音奏者に転身。
様々な演奏者、身体表現者たちとの共演から独自の 響き を生成。
即興性を取り入れたソロ演奏を中心に活動している。
ソロ公演としては 2012 大阪造形センター「透徹の響き」
2015 大阪 Common Cafe 「遺響の世界シリーズ vol.1-4」
2016 大阪 フィドル倶楽部 「いきる」 滋賀県 藤居本家 東蔵(酒蔵)「木村文彦 打音の世界」
2019 大阪 なんばパークス「木村文彦の音表現」 大阪 Common Cafe 「日常」 など。
2012年発表 ソロアルバム 「キリーク」は音楽各誌で好評を得る。
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打楽器を用いて音表現をする人を打楽器奏者、パーカッショニスト、などと呼びますが、自分をそう呼ぶのはどうもそぐわない感じがします。
私の使用する楽器は通常の打楽器だけではなく、日用品(フライパン、すき焼鍋、ゴミ箱、衣類箱・・多々)も使い、奏法も 叩く、落とす、擦る、引っ掻くと様々でありまして、打楽器奏者というよりも 打音奏者 のほうが合っている気がします。
使用楽器は写真を見て頂くとお分かりのように(ごく一部のセッティングですが)普通のドラムセットのようですが、メーカーやサイズの統一性はなく、どう響くか ということで選んでいます。
それに日用品などを加えて音表現をおこないます。
共演者がいる場合は即興演奏に重きを置きますが、ソロ演奏ではある程度、音の流れを考えて臨みます。
打楽器というのは微細な音からダイナミックな音までを表現できる楽器でありますが、メロディーのない打音でどういった情感表現ができるのかという試みも模索中です。
ホイホイレコードライヴ情報お得がいっぱい:ニュースレターお申し込みホイホイレコード Hoy-Hoy Recordsは、日本初にして唯一の「お持ち帰りライヴCD」レーベルとして、2008年に誕生しました。「お持ち帰りライヴCD」とは、アーティスト許諾のもとライヴを録音し、終演後に同日のライヴ音源を会場で販売するという、まさにライヴを「お持ち帰り」いただく試みのこと。
開場前の客席のざわめきから、アンコールの最後の曲が終わり会場全体に響く手拍子まで、ライヴをまるごと記録(なかには編集するものもありますけど)。
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