内容情報
本書は「食と農と里山シリーズ」の第6号になる。第1号は”丹波発”として、丹波在住の人ばかり26人に執筆してもらい、2014年11月に発行している。「食と農と里山」というのは「地域創生」という意味でも各地方に共通するテーマ(課題)なのでシリーズ化を企図した。そして号を重ねるごとに丹波からエリアを広げていった。
今号では、木工のクラフト作家に執筆をしてもらったことから、タイトルを「クラフトな活き方」とした。執筆者十二人のうちクラフト作家は二人(乾さん、田中さん)だけなのだが、私はクラフトという意味合い(概念)をもっと広く解釈してこのタイトルをつけた。
英語の「craft(クラフト)」は、「手作り」や「技術」などの意味だが、 現在では、その技術を使って作る「民芸品」や「工芸品」をさし、職人の手作業により小規模生産された食品や飲料の分野でも「クラフト商品」「クラフト〇〇」と呼ばれている。(中略)
しかし本書では、職人技術(クラフト)継承の話を集めたわけではない。略。
たとえば必要な人材を育てる人づくりというのはどんな分野においても不可欠な”事業”と言ってもよい。略。すなわち人間という生き物を、その器(個性や才能)に即して人づくりすることもクラフトな事業と言える。略。そういう視点から地域創生(活性化)という課題も考え直していく必要がありはしないだろうか。
(「あとがき」より)