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【疲れているのに眠れない現代人】なぜ、疲れているのに眠れないのでしょうか。
眠りは、単にからだの動きを止め、意識を手放すことではありません。
眠るためには、からだのさまざまな生理的機能がはたらいています。
そのために、エネルギーが必要なのです。
現代人は、頭を酷使することで頭にエネルギーが集中してしまい、
眠るためのエネルギーが不足してしまっているケースがあります。
エネルギー不足を補うには、休息をとることが大切です。
人間の生活は、頭を使い続ける思考偏重に変わってきています。
からだを使う機会が減り、頭だけが疲れることで、
脳が情報過多に陥り、オーバーヒートしてしまうのです。
頭を酷使することで頭にエネルギーが集中してしまい、
眠るためのエネルギーが不足している生活に欠かせないものとなっているスマートフォン。
寝る前にも、ふとんの中にまでスマートフォンを持ち込み、
電気を消したあとも画面を見つめているなど、
依存症のようになっている人もいます。
スマートフォンだけでなく、パソコンやゲーム機などのデジタル機器も
頭を使い続けるツールです。
いすに座った状態でなんでもできるようになり、
からだより頭を酷使する生活を送っている人が増えていると言えるでしょう。
アタマのこもり熱が、自律神経を滅茶苦茶に破壊する頭を酷使することで、頭部内熱が上がり、そのまま下がらないことです。
頭が緊張状態になっているため、夜になっても頭部内熱が下がらないのです。
するとどうなるかというと、なかなか寝付けなくなったり、
睡眠の質が下がったりという不眠の症状が出てきます。
自律神経のバランスも乱れてきます。
本書は、『不眠のメカニズム』をハッキリと明示し、
原因を特定して詳説することで、確実な不眠改善をもたらすための
理由と改善方法を具体的に提示します。