内容情報
「SDGs」(エス・ディー・ジーズ)とは、「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」と訳されています。その目標とは、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求を満足させるような開発」と定義されており、国は、大企業にSDGsへ配慮することを求め、取引のある中小企業にも対応を求めています。SDGsは、17の目標と169のターゲット、230の指標という広範な施策から構成されており、すでに多くの大企業が取り組んでいますが、一方でその意味すら理解していない、あるいは知ってはいるが放置したままにしている中小企業が多いのも実態です。
しかし、特に自動車産業などの「ものづくり中小企業」では、将来に生き残るためにもSDGsについて知っておくべきであり、必要があればその対応は急務です。折しもコロナショックの到来により、SDGsが示した未来の可能性が現実のものとなり、これからの生活と社会のあり方は間違いなく変わります。
本書は、SDGsとは何かという基礎知識から、将来の会社経営に必ず役立つSDGsの実装のしかたまでをやさしく解説。「SDGsへの対応に失敗した企業は、2030年までに大幅な衰退または消滅するリスクが高い」と力説する筆者が執筆した、単なる入門書や小難しい専門書といった類書にはない、ものづくり中小企業の経営者、管理者にとって必須の、本当に実践的で具体的な実用書です!