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「海自には海上自衛隊と、俺たち”海中自衛隊”の二つがあるんだよ」伊藤俊幸元海将のこの言葉から取材は始まった--。
四方を海に囲まれた日本。その海中の最前線を守るのが、総数25隻からなる海上自衛隊の潜水艦部隊である。
潜水艦は「最強の軍艦」と称され、抑止力として極めて有効な戦略兵器に近い存在だ。そのため部隊の実態は秘密のベールに包まれている。
「せいりゅう」「なるしお」「たかしお」「とうりゅう」そして最新鋭艦「たいげい」に乗艦し、艦長・副長をはじめ、女性隊員、魚雷員、水測員、電機員、給養員に直接取材。
その証言から、知られざる潜水艦部隊の日常と緊張感に満ちた任務の実態が浮かび上がる!