内容情報
私たちの国・日本では、一般に、「地方」と呼ばれる地域に医師が少ない。秋田県鹿角地域(鹿角市および小坂町)も同様
だ。そこで、住民が立ち上がった。自ら全国に医師を求め、医師不足のメカニズムを解明し、解決方向を提案している。
横山壽一(金沢大学名誉教授)推薦!
「学習に裏打ちされた広い視野と地道な調査で医師不足のメカニズムを解明し、住民が望む医療を提案する鹿角の住民運動。ここには地域医療のあり方と進むべき道が鮮やかに示されている」
【目次紹介】
はじめに … 本書でお伝えしたいこと
第1章 住民が「医療」を見つめ直し、自ら動く
1鹿角の精神科は住民がつくり、住民が支えてきた
2住民にとって医療は不可欠
第2章 住民が「地域」を見つめ直し、自ら調べる
3北の要所・かづの
4「生きづらさ」について考える
5全国各地から学んだ「地域づくり」のヒント
第3章 住民が「社会」を見つめ直し、自ら提案する
6住民が「医師不足のメカニズム」を解明
7住民が提案する「鹿角の地域医療の姿」
おわりに … 「学びの道」上郷から鹿角まで