内容情報
市民皆泳――みんなが泳げるって大事なこと
ねずみ島からプールへ、そしてグローバル化へ
海に囲まれた長崎が誇るもの、それが長崎游泳協会。
120年前に生まれ、鈴木天眼や西郷四郎、宇田川五郎といった錚々たる人々が立ち上げた創成期の息吹や、
小堀流とよばれる泳法の伝承など、長崎游泳協会の知られざるあゆみを書き下した本書は、資料性の高い
1冊です。水泳競技のグローバル化の「波」の中で、「市民皆泳」を目標にひた走ってきた歴史を、日本
水泳史研究の第一人者である中森一郎氏が読み解きます。現在地から再開発関係で場所移転するニュース
がちまたをにぎわせている今、見失ってはいけない長崎の「文化」を、ここで総ざらい!