内容情報
スウェーデン在住13年、元警察官で現在はスウェーデンの大手通信企業に勤務、妻はフィンランド人というユニークな背景を持つ著者が、自身の体験や現地の声をもとに、北欧社会の深層を「幸福」という視点から掘り下た待望の第2弾!
北欧といえば、手厚い福祉制度やジェンダー平等が象徴的な「幸福な国々」のイメージ。
一方で、ロシアのウクライナ侵攻を受けたNATO加盟の背景、移民増加に伴う凶悪犯罪、国家安全保障の課題など、一般には知られていない実情もあります。
本書では、育児や教育、ジェンダー平等など北欧社会の「強み」に触れるだけでなく、国民を脅かす治安問題や軍事的転換など、「幸福」の裏側をリアルに描き、さらに北欧の視点を通じて、少子高齢化を迎える日本や世界全体の未来を考察します。
北欧の魅力とともに、その課題や苦悩にも正面から向き合った本書は、これからの『幸福な社会』を目指す日本に、貴重な示唆を与えてくれる1冊です。