内容情報
臨床心理学の考えと心理職の実践は,精神医療や福祉,教育に影響を与えてきた。それは,どの程度のものだったのか。今後,よりよい対人援助を多職種のなかでめざすときに,心理職はどう考えればいいのか──。本書は,「心理職のプロフェッショナリズム」について,まとめたものです。
著者は,精神科での心理職として長年臨床を行い,大学教育や産業臨床,司法関係などさまざまな現場でも活動をしてきました。
この本は,その間に考えてきた著者の現場感覚から生まれた臨床や支援のヒントをまとめたもので,多くの対人援助職に必須の心理臨床から生まれた知恵が詰まっています。