内容情報
◎加速する物価高、横ばいの賃金…
「働いても働いても貧乏から抜け出せない!?」
「一人負けニッポン」を深化させる
”悪いインフレ”の構造と展望は?
2023年、年明け早々、食料品の3度目の値上げの報道がなされ、
物価高騰が生活者レベルで重くのしかかる事態となった。
さらに、日本人の賃金は「ほぼ横ばい」。
物価上昇に賃上げが追い付かないという、
世界を見渡しても異常な事態となっており、
スタグフレーションが警戒されている。
さらに従来から日本だけがデフレという「慢性病」を抱えるなか、
世界レベルでのインフレに対応できず、円安も相まって、
世界の中で「一人負け」の状況を呈している。
本書は、世界経済の大きなダイナミズムを展望しつつ、
日本が特異な状況に陥る現状を理解し、
問題の核心に迫るもの。