内容情報
問題解決能力は、学力向上はもちろんのこと、将来的に活躍できる人物になるためにも必要不可欠な能力です。
普段生きているなかでもさまざまな問題解決を無意識的に行っていますが、問題解決能力が低いと難しい問題に直面するととたんに思考が固まってしまい、柔軟な考え方ができずに問題解決が困難になってしまいがちです。意識的に自ら問題を見つけ、解決策を考えて、主体的に判断できるようになると問題解決能力は向上します。
問題を見つけたり、解決策を考えたり、主体的に判断するときには、仮定したり、未来を予想したり、先入観を排除するなど、さまざまな角度から考えることが問題解決にたどりつくヒントになります。
本書では問題解決をするための手順とともに、どのように考えたらいいのかを伝え、行動を起こすことの大切さ、必ず正しい答えが出るわけではないことについてもこども向けに解説します。
<もくじ>
第1章 こんな問題が起きたらあなたはどうやって解決する?
友達ができないのはなんでだろう?
先生や親に言いたいことが伝わらないときはどうしたらいいんだろう? …など
第2章 問題解決ってどうやってするの?
情報や知識をもとに考えてものごとを解決する
自分中心な考え方は問題を見誤ってしまう …など
第3章 考え方次第で問題は解決できる
考えるときは根拠を持つことが大事
思い込みや先入観を捨てて考えてみよう …など
第4章 まずは問題を整理することを考えてみよう
「5W1H」で問題を明確にする
そもそもなぜ問題が発生しているのかを考えよう
自分の思考の癖を見つけてみよう …など
第5章 問題を解決するためにはどうしたらいいのかを考えよう
問題解決方法をなんでもいいから書き出してみよう
「どうやって」を繰り返して考えてみよう
問題解決方法はYESかNOだけではない …など
第6章 実行して問題解決方法が正しいかを考えてみよう
問題を解決するためにいつまでになにをすればいいのかを考えよう
考えるだけでなく実行することも大事
うまくいかないときは問題解決方法が間違っているのかもしれない …など
第7章 考えて出た答えがすべてではない
論理的に正しいだけではダメなときもある
答えを考えた結果、新たな問題がでてくることもある
切り捨てるという考えが必要こともある …など
本書の売上げの一部は「一般社団法人こども食堂支援機構」支援のために使われる仕組みとなっており、 本シリーズの読書体験自体がSDGsに繋がります。