内容情報
発行: サンルクス
かつて家は一生モノであると考えられてきました。しかし、人々の生き方や仕事のやり方が多様化した現在、家はライフステージやライフスタイルに合わせて住み替えるモノだと考える人々が増えてきています。実際、投資目的ではない、一般の方の居住用不動産の売買の機会は増加傾向にあります。
しかしながら、不動産の売買には相変わらず複雑な手続きや、ブラックボックス的な商習慣が数多くあり、業界以外の人間にはわかりにくいことだらけです。一般の方にとって、絶対に失敗できない高額な取引であるにもかかわらず、そこにつけこみ、顧客の利益より、自社の利益を優先する悪徳不動産業者が後を絶ちません。特に売却時、知らないうちに何百万円も損をさせられて、しかも顧客はそれに気付くことすらないというのが、残念ながら現実なのです。
不動産を売るということは、人生にそう何度もあることではありません。不安もたくさんあると思います。その不安を解消するためには、ご自身が自分のライフステージやライフスタイルを把握して、どのタイミングでどんな行動に移せばよいのかを知ることが大切です。どうしたら、騙されず、大切な資産価値を守れるのか。本書は、最も重要な、信頼できる不動産業者の選び方をはじめとする最低限必要な不動産売却のポイントを、実際の時間軸に沿ってわかりやすくまとめています。 「家選び」は、まさに「生き方選び」です。本書が、みなさんの楽しく健やかな生活や夢の実現に、少しでも役立つことを願います。