内容情報
日本は世界一のクリーニング大国だ。町の小さなクリーニング店から大型チェーン店まで、大小様々なクリーニング店約10 万軒がひしめく。だが今では、ブラック企業が業界を支配しており、劣悪な労働条件で従業員を苦しめるばかりか、不正な商法で多くの消費者を欺いている。行政は零細な店主が中心のクリーニング団体を公認し、ブラック企業を野放しにして、ますます問題を大きくしている。
本書は、消費者や従業員を守るため、NPO法人を立ち上げ問題解決に奔走する著者が、ブラック企業のインチキ商法と労基法違反の労働実態などクリーニング業界の裏側を暴露すると共に、問題解決の処方箋を明らかにする。