庭のかたちが生まれるとき/山内朋樹

出版社名:フィルムアート社
著者名:山内朋樹
発行年月:2023年08月
キーワード:ニワ ノ カタチ ガ ウマレル トキ、ヤマウチ,トモキ
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内容情報
徹底的に庭を見よ!

作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生!



庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。





庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか?

庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか?

そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか?



本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、

京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。



庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について……

制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。



本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える!



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千葉雅也氏(哲学者・作家)推薦!

庭の見方をガラリと変えてくれる画期的な庭園論であり、すごく応用の利く本だと思う。「ひとつ石を置き、もうひとつをどう置くか」というのは、絵画の話でもあるし、音楽でも料理でも、会話術でもビジネス術でもあるからだ。

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