内容情報
近年のブームで新たにコーヒーに目覚めた方も多いと思いますが。
コーヒーは何かと蘊蓄を語られることが多く、
「面倒くさいもの」と思われる面があるかもしれません。
実際、非常に奥の深い嗜好品ですから、コーヒー道とか、抽出とは、焙煎とは……
などと論じられたりしますが。
本書は「コーヒーハンター」と呼ばれ、コーヒーの普及に人生をかけ続けている筆者が、
「コーヒーをみんなで楽しく気軽に飲めるように」という願いから、
初心者の皆さん向けに書いた初めての一冊です。
とはいっても単なるハウツー本ではなく、コーヒーがどのようにしてあなたの元にたどり着いたのか、
どうしたらもっと美味しいコーヒーが飲めるのかなどを語り、
コーヒー好きの初心者の皆さんの参考にしていただける本になっています。
筆者の本分である、未知のコーヒー品種を探すコーヒーハンティングは、
まさに地理と歴史への理解から始まります。
宗教とヨーロッパの列強がコーヒーを広めた経緯があることなどを知ることで、
コーヒーへの理解が深まります。
また昨今のSNSの発展で、誤った情報が伝播していることが気になります。
業界内でも、品種や精選の誤解、また長らく誤用されている言葉などもあり、
それらの誤解・誤用を解くべく正しい知識を解説します。