内容情報
臨床医として多くの子どもたちに関わってきた著者が記した本人向けの自閉スペクトラム(AS)のガイドブック。ASを脳の特徴として捉え、暮らしやすくするための工夫を解説。診断名、困りごとへの対応方法、相談機関や情報の入手先など、内容をアップデートして刊行。
(主な変更点)
今回の「補注新装版」では、主に以下の点で内容の見直しを行いました。
(1)診断名などの見直し
・アスペルガー症候群→自閉スペクトラム・AS、自閉スペクトラム症・ASD
・ADHD、LD、DCDの訳語の変更(ICD-11に準拠)
(2)統計に関する内容の見直し
(3)本人やサポーター向けの情報(相談場所など)の追加
(4)本人向けアドバイス「注意困難(うっかり)対策」の追加
【目次】
はじめに/監修者の言葉/この本の使い方
パート(1)説明編:
ASの脳に関する医学研究/ASやASDの人たちはどのくらいの割合でいるのか/ASに関する詳しい説明/ASの人が知っておきたい「脳の一時的な不調」に関する知識
パート(2)アドバイス編:
なぜ「特別な工夫」をするのか/「特別な工夫」を考える/趣味に関する5つのトラブル/ASの脳タイプだということを誰に伝えるべきか/あなたのサポーターを確認する/もしあなたがたった一人でこの本を読んでいるとしたら/相談できる場所を見つける
サポーターへのお願い/サポーターのための情報入手先
資料1:時間を割り振るための手順
資料2:注意困難(うっかり)対策