内容情報
性暴力被害者自身による9000日の記録。
幼馴染の死の真相は性暴力によるものだった。
立ちすくむ16歳のわたしはまだ、自分自身も性暴力に遭うことになるとは、思いもしなかった。
目次
1「なぜこんなに苦しいのだろう」−―未成年への性暴力
2「体が動かない。これは夢かな」−―知らない人からの性暴力
3「刑法を改正したい」−―暴行・脅迫要件の衝撃
4「ここには被害者がいない」−―スーパーフリー裁判を傍聴する
5「無理をする癖がついてしまっている」−―DVのなかでの性暴力
6「被疑者は取引をしたと言っています」−―仕事中の性暴力
7「たぶん普段なら逃げるんだろうな」−―トラウマとの闘い
8「ますはあなたが元気にならなければ」−―障がい者手帳を取得する
9「一般人の感覚で説明できない罪は罪にならない」−―法律の言葉への違和感
10「You have very bad law」−―ロビイングと分断の痛み
11「性被害ってこんなにたくさんあるのか」−―言葉で社会を変えていく
12「強くなれなくても」−―法制審議会への手紙
13「それを奇跡と呼ぶ前に」新しいスタートライン