内容情報
●認知症専門医が教える 気になる「もの忘れ」対処法
「最近、何だかもの忘れが激しいなあ…… 」と感じることはありませんか? ご近所の方の名前がスラスラと出てきますか? 「あれ」「それ」を頻発していませんか? それはもしかすると、認知症のサインかもしれません。本書は認知症専門医によって、「もの忘れ」の症状に今どう対処すれば良いのかが具体的に書かれています。 “思い出せない不安”をサポートする、分かりやすい案内書です。
初版の『もの忘れ外来』は2014年の発刊以来ロングセラーとして好評をいただいており、この度、内容を最新情報に改訂し、新たな知見も盛り込み、「第二版」として発刊いたしました。
●思い出せない不安が深刻になる前に知っておきたいこと
筆者の経験によれば、もの忘れ症状があって来院する方の約6割が認知症だったといいます。
「きっと年齢のせいだろう」という思い込み、「これくらいのことで病院に連れて行くのもなんだか気が引ける」といった迷いが、結果的に認知症の発見を遅らせてしまうのです。
本書では、もの忘れの度合いに応じた具体的な行動案内や、実際に認知症になった場合の治療内容や費用も記されています。当人のみならず、ご家族の方の案内書としても役立つ内容になっています。
●認知症を予防する生活習慣や食べ物を紹介
本書では、認知症の予防に効果があるといわれる生活習慣やサプリメント・健康食品などを含む食べ物、運動などを紹介しています。
特にサプリメント・健康食品については、厚生労働省より信頼できる情報源として紹介されている「ナチュラルメディシン・データベース」の情報を元に素材・成分を紹介しています。
●記憶力テストで自分の状態を知る
本書の巻末には、10の質問に答える「自己記入式記憶テスト」を掲載しています。健康なのか、軽度認知障害なのか、アルツハイマー病の疑いがあるかの目安として活用できます(ただし、正しい診断のためには、医師による検査を受けてください)。