内容情報
「知と文化の集積地」はいかにして作られてきたか?
江戸時代の「書店」の誕生から、明治以降の東京古書界の変遷まで、
本の街の歴史を詳細にたどる。
<内容より>
●本のセドリの誕生と江戸時代の「本屋仲間」
●古書の価値創造の先駆者、江戸末期の達摩屋五一(だるまやごいち)
●幕府崩壊で大口顧客を失った東京古書界が生き残れた理由
●明治前半まで芝神明町・日蔭町が東京随一の古書街だった背景
●有斐閣、三省堂、冨山房…大古書街・神田神保町を生んだ第一波
●大正・昭和期の代表的古書店・一誠堂の「店員教育」
●戦後の古書界の復興と業界の未来