内容情報
ヒトラーによる権力掌握はドイツ史の必然だったのか?
第二次世界大戦が起こった真の理由とは?
独自のヒトラー論で知られる歴史家ハフナー(1907-1999)が、
ドイツ現代史の分岐点となった数々のトピックスを取り上げ、
「歴史のイフ」を考察した刺激的な一冊。
ドイツ現代史のポイントを、同時代人としての視点を織り込みながら解き明かす。
<目次より>
序章 歴史はつねに創作される
第1章 ローマ帝国の巨大な遺産
第2章 人工国家プロイセンの興亡
第3章 ビスマルクのドイツ帝国建設
第4章 セダンの勝利の呪縛
第5章 ヴェルサイユ条約の逆説
第6章 ヒトラーはなぜ権力を手にできたのか
第7章 第二次世界大戦はいつはじまったのか
第8章 ドイツはなぜ間違ったか
第9章 ワイマール憲法が失敗してボン基本法が成功した理由
第10章 奇跡の老人アデナウアー