初版刊行から18年を経た今回の改訂では,より高度な整数論を学ぶ上で基礎となる重要な概念である,有限アーベル群の双対定理,群の集合への作用といった内容を追加し,代数学の内容の充実を図った.また,類体論の解説の拡充も行い,整数論を学ぶ上で必携の書となっている.
【主要目次】初等整数論/有限アーベル群の指標/代数体の整数論/代数体の有限性定理/終結式と判別式/線形代数続論