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父親にはならない。けど、愛してる
小さい頃から父親からの心理的虐待を受けて育ち、そのせいで他者との距離感が取れないまま成長した著者。
果ては東北大震災でも被災をうけ、うつ病になってしまう。
「自分のような人間が、家族を持つべきではない」
その信条のもと、長い間恋人も作らず、1人山奥にこもって家づくりに励んできたが、ひょんなことからある女性と出会い、お付き合いすることに。
その女性は「もっち」という5歳の男の子を育てるシングルマザー。
実の父親から虐待を受けて育った男が、突然「父親」的な存在になってしまう。
しかし、初めて出会った日「もっち」をとても可愛く愛しく感じてしまい……。
父親のこと、自分のことを見つめ直しながら「もっち」と過ごす中で、著者が見つけた答えとはーーー。