内容情報
今、ファッションをどう論じればよいのか
今、ファッションについて何が問われるべきなのか
分断された領域を越え、協働し、連帯することによって、新たな問題や論点、解決法を抽出するために――複雑にからみあったファッションにまつわる事象を芸術学・言語文化・文化人類学・メディア論など多様な視点から学際的に論じる
本書は、これまで分断されてきた芸術学・言語文化・文化人類学・メディア論など人文科学を中心とする領域の出身で、国内外で研究活動を展開してきた研究者を集めた、越境の時代を考えるためのファッション・スタディーズ論文集である。その目的は、複雑に交差したグローバルファッションの歴史と文化の論点をあげて問題発見の手引きとするとともに、各領域に特有の調査分析方法や論文の書き方を並べることで、より開かれた学際的研究に資することである。(「はじめに」より)
執筆者紹介(執筆順・編者は*)
高木陽子*(たかぎ ようこ)
文化学園大学服装学部教授、
大学院生活環境学研究科教授
担当:はじめに、第2章、おわりに
高馬京子*(こうま きょうこ)
明治大学情報コミュニケーション学部専任准教授
担当:はじめに、第10章、おわりに
沢辺満智子(さわべ まちこ)
ポリフォニープレス代表、一橋大学・多摩美術大学非常勤講師
担当:第1章
サスキア・トゥーレン(Saskia Thoelen)
文化学園大学服装学部助教、
大学院生活環境学研究科助教
担当:第3章
馬冬(ま どん)
西安工程大学新媒体芸術学院教授・学院長
担当:第4章
松本健太郎(まつもと けんたろう)
二松学舎大学文学部都市文化デザイン学科教授
担当:第4章
劉心迪(りゅう しんでぃ)
西安工程大学新媒体芸術学院広播電視編導系講師
担当:第4章翻訳
本橋弥生(もとはし やよい)
独立行政法人国立美術館主任研究員、青山学院大学・京都芸術大学非常勤講師
担当:第5章
田中雅一(たなか まさかず)
国際ファッション専門職大学国際ファッション学部教授、京都大学名誉教授
担当:第6章
中村 寛(なかむら ゆたか)
多摩美術大学美術学部共通教育教授
担当:第7章
門傳昌章 (もんでん まさふみ)
シドニー大学芸術社会科学部日本語研究学科研究員
担当:第8章
太田 哲(おおた さとし)
多摩大学グローバルスタディーズ学部教授
担当:第9章