内容情報
アメリカ南部を代表するカソリック作家、
フラナリー・オコナー(1925-64)。
彼女の文学世界は、なぜグロテスクで暴力的な光景に
満ちているのか。
暴力性は、どのように神の倫理と結びつき、
神の恩寵の瞬間を迎えるのか。
暴力と恩寵が混在したオコナーの文学/神学世界において、
どのように登場人物の主体性が奪われ、
神の啓示の前で受動的な存在になるのか、
具体的な作品分析をとおして、
オコナー文学が内包する倫理に着目する。
? フラナリー・オコナー(1925-64)
アメリカ南部を代表するカソリック作家。
父親と同じ紅斑性狼瘡を煩い、39歳の若さで亡くなる。
短編小説の名手として知られ、
名前を冠した「フラナリー・オコナー短編小説賞」がある。
? 映画『スリー・ビルボード』【第90回アカデミー賞(2018年)
主演女優賞・助演男優賞受賞】が、オコナーと関連づけられ、
話題になりました!
?1960年代のアメリカ南部を舞台にした
映画『グリーンブック』(20019年3月1日公開)が、
第91回アカデミー賞(2019年)作品賞・助演男優賞・脚本賞を受賞!
アメリカ南部に注目が集まります!