内容情報
人生は、我慢するためにあるんじゃない。
「ブッダの教え」で、ほとんどの面倒ごとを捨てられる!
面倒ごとの9割は、人生で身に着てきた「執着(しゅうじゃく)」のしわざ。
あなたの脳がつくり出した、形のない幻影です。
視点を少し変えてみるだけで、驚くほど簡単に消えていきます。
手放せば、確実に心がおだやかになり、フットワークも軽くなっていきます。
「こんなに簡単なことだったのか!」ときっと驚かれるでしょう。(本書より)
我慢したり、がんばり過ぎたり、見栄を張ったり、比較して苦しんだり。
イライラしたり、不機嫌になったり、いい人を演じてしまったり。
家事や片付けに追われたり、物で家があふれていたり、誰かとの関係でモヤモヤしたり……。
心、物、人間関係。
あなたが人生の中で身に着けてきた、たくさんの「面倒ごと」。
中には必要なものもありましたが、年齢を重ねてくると、かえって邪魔になってしまいます。
それでも、キッパリと捨てることができません。
捨てれば楽になるとわかっているのに、捨てられない。
それを仏教では「執着」と呼び、心を乱す「煩悩」として扱われています。
そんな執着から断ち放たれて、少しでも身軽になり、心おだやかでいられる時間と事を増やしていただくために、この本はあります。
本書の中から、いくつか言葉を抜き出してみましょう。
・人生に意味を求めない。変化していく自分は常に「未意味」
・夫婦は独立国家のような関係を目指す
・見返りを求めない「やりっ放しの美学」
・年を取っても、やりたいことを小さくすれば、できることはある
・孤独は未来を育み、孤立は未来を閉ざす
・「昔はよかった」ではなく「昔もよかった」に
・人生は消しゴムで消せないけれど、重ね塗りはできる
・100%正しいことは、意外と役に立たない
・目標のない我慢はしなくていい……
難しいことはひとつもありません。
気にせず、ためず、手放すことに、大きなきっかけはいりません。
考え方を少し変えれば、違った景色が見えてきます。
この本で取り扱うのは、誰もが抱えている54の「面倒ごと」。
それを手放すための考え方と方法を、「しまう」という言葉にかけて、名物僧侶がお伝えしていきます。
さあ、はじめましょう!