1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくるドクターズドリル 脳神経外科医が医学/石川久

出版社名:アスコム
著者名:石川久
発行年月:2022年04月
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内容情報
この本は、現役の脳神経外科医が考えた「ドクターズドリル」です。
脳の働き、すなわち脳力は、5つの力に分けることができます。
そして、それぞれの脳力には脳の異なる部位が深く関わっています。
そのことを深く理解したうえで、集中的に脳を刺激していくことが、脳力アップには欠かせません。
このドリルを一日一問ずつ解いていくことで、自然と脳の活性スイッチがオンになった状態となり、脳力が飛躍的にアップします。
本書では、そんな「脳活性スイッチ」を5つの脳力ごとに用意しました。


5つの脳力を集中刺激する「脳活性スイッチ」

5つの脳力とは、次の力です。

脳力1:目や耳で得た情報を瞬時に脳に刻み込む「短期記憶力」
脳力2:物事に持続的に取り組むための「集中力」
脳力3:いくつかのことに同時に注意を向ける「注意力」
脳力4:考えを論理的にまとめる「基礎思考力」
脳力5:すべての脳力を発揮させるための「意欲」

この5つの脳力は、そのまま認知症へのステップ。
まず「短期記憶」が低下し、やがては「意欲」が無くなることが認知症への入り口なのです。

ただし、やみくもに脳トレをしても効果は期待できません。
たとえば「短期記憶力」なら脳の海馬を、「集中力」なら前頭葉の内側前頭前皮質を、というように、
脳力ごとに刺激する脳の部位が異なるからです。
つまり、本当に脳の働きを高めたいなら、5つの“脳活性スイッチ”が必要なのです。

ドクターズドリルのキモは、まさにそこ。
この本では、1万人以上の脳を診てきた著者が、5つの脳力それぞれに関わる部位を刺激するドリルを選びました。

新型コロナウイルスで脳が衰えている

新型コロナウイルスが流行して以降、著者が脳の画像を見ると、明らかに脳が萎縮し、脳の血流が悪くなっている方が増えといいます。
人と接する機会は失われ、運動量も大きく減り、脳への刺激は明らかに減っています。
そこに精神的な閉塞感も加わり、「もの忘れが多くて心配」「認知症ではないでしょうか?」と来院される方が少なくないのだとか。

脳医学に裏付けられたドクターズドリルで、あなたの“脳活性スイッチ”を刺激しましょう。
ひとりではもちろん、ご夫婦で、子どもと、孫と、家族で一緒に楽しめる内容です。
始めた瞬間からぐんぐん頭がさえ、毎日がもっと楽しいものになります。

この不安定な時代に、ふたたたび人生を楽しみ、ワクワクできるようになる。
本書はその一助となります!