内容情報
息子、娘、婿などに次代を任せようと思っている中小企業経営者の中には、引き継ぐ者に現時点ではイマイチ頼りなく感じ、不安な気持ちの方も多いのではないでしょうか。
既に継がせた方もいると思いますが、後継者の仕事ぶりが「間違っている経営」に見えてしまい、ついつい口を出してしまう元社長もいらっしゃると思います。
本書の著者は1968年に父親が創業した会社を継いだ二代目社長です。
35歳の時に会社を引き継いでから35年、前社長から言われた「借入れはしない。手形は切らない。保証人にならない」の申し渡しを守ると同時に、「赤字が2年間続いたら社長を辞める」という自分自身の誓いも守り、無我夢中で仕事に取り組み続け、現在まで無借金経営を続けています。
息子の専務には、数年後に3代目として会社を引き継がせる予定です。
著者が考える「事業承継が上手くいかない最大の原因」は自分がトップの間に継承する者を経営者として育てていないことです。
社長にしてから、いろいろ教えるのでは遅いのです。
本書は著者が息子に事業や会社を継承・承継するために行った「3年間の事業承継合宿」の内容を、他業種の経営者や継承者を含めた読者にも使えるように、分かりやすく1冊の本にまとめました。
著者が最後に言いたい事は「とにかく社長は絶対にいいよ!」という事です。
本書を読み、最高のステージで自分を成長させて、豊かな人生を送ってください。
【目次】
まえがき
序 章 私が考える事業承継・事業継承
第1章 社長の世界観
第2章 社長の事業
第3章 社長の経営
第4章 社長のOS(頭の中)
終 章 私が考える社長の人格
あとがき