内容情報
本書はお薬に関する素朴な疑問から、薬の正しい飲み方、薬に対する不安や副作用まで、Q&Aの形でご紹介していきます。いずれも著者が日々、現場で患者さんからよく聞かれる質問を集めました。できるだけ専門用語を使わずわかりやすいように平易な言葉で解説しています。
著者は沖縄県生まれの沖縄育ちで現在、那覇市を中心に3店舗の調剤薬局を経営し、これまでの活動や経験の中で「お薬の悩み」を持っている人が多いということを痛感してきました。
今や日本は世界有数の「お薬大国」です。高齢者から子どもまで、持病のある人はもちろん、風邪をひいたり、頭痛や生理痛があるとき、本当に誰もがごく普通にお薬を飲んでいます。
飲み方や飲む量もそうですが、薬に対して漠然とした不安を持っている人も少なくありません。
しかし、薬についてどこかで疑問や不安を持ちながらも、それを誰にも聞けないままに飲んでいる現実があります。あるいは「間違った飲み方」をされていたり、果ては薬の飲み方、扱い方を勘違いされている方も少なくありません。
大事なことはざっくりでいいから「基本」を覚えておくことだと思います。これだけはしてはいけないことは何か、こういう緊急事態にはどうすればいいのかなど、最低限の飲み方の基本さえ押さえておけば、いざというときに対応ができます。
本書でみなさまが薬についての理解を深め、健康でイキイキとした人生を送ることができますよう心から願っています。