内容情報
近時、社会環境の変化にあいまって、企業や組織においてはコーポレート・ガバナンスやコンプライアンスの重要性が高まっています。これは協同組織金融機関である信用金庫においても同様であり、ガバナンス向上は、信用金庫の目的である利用者・会員の相互扶助および地域の繁栄にも必須の要請です。
信用金庫の役員(理事・監事)は、信用金庫法(同法の施行令・施行規則を含む)をはじめとする諸法令によって、信用金庫の経営や職務執行ならびに監督にかかる責任が課せられています。
本書は、役員が必ず知っておかねばならない基本的知識を法令および実務に即してわかりやすく解説し、会員代表訴訟への対応、最新のコンプライアンスのテーマを含めた不祥事への対応等についても具体的に解説しています。また、役員が責任追及を受け得る場面について、判例をもとに整理しています。