内容情報
「鍼灸はなぜ効くのか?」閃く経絡
発生学と筋膜の理論から明らかに!
東洋医学で全身に分布されていると考えられている十二経絡。経絡上の経穴(ツボ)に鍼や灸、マッサージ、指圧を加えることで、全身に影響を与えることを治療家ならば誰もが経験していることだろう。だが、その存在は明らかにされていない。
そんな目に見えない経絡や経穴について、発生学の最新知識から読み解いたのが、本書である。「気」とは何か。なぜ経絡がこのような配置なのか。これらの答えは人体がどのように発生し、どのように作用しているのかを深く理解することで明らかになる。
また、本書が導く知られざる鍼灸の「サイエンス」は、現代医学では未解明の部分を解き明かす。身体を巡るミステリーの鍵は「ファッシア」(筋膜・膜)にあった。
鍼灸師で救急診療専門医の著者による、医学の常識を覆す英国の話題作がついに上陸!
●鍼灸治療の新しい治効メカニズムを徹底解明
●現代医学の進歩で分かった、黄帝内経『素問』『霊枢』の真意
●経絡の配置の意味とは?「三焦」「心包」の正体は?
●「気」の存在を否定することは、生命自体を否定すること
●「ファッシア」(筋膜・膜)が、西洋医学と東洋医学をつなぐ