内容情報
現代社会を支える化学産業やエネルギー技術の根幹にあるのが「触媒」である.触媒がなければ,肥料も燃料も医薬品も,私たちの生活すらも成り立たない.
本書は,錬金術の時代から産業革命,第一次世界大戦そして近代の石油化学工業の発展に至るまで,触媒がいかに生まれ,育ち,人々の暮らしを変えてきたかを描き出す.科学者・技術者の横顔や時代背景も随所に織り込み,科学・産業・社会の相互作用を物語として提示する.巻末に付した年表や参考文献は教育・研究用の資料としても活用できる.
人類の営みを支え,革新してきた触媒科学者・技術者たちの,幾星霜の物語.