内容情報
納税者が国税不服審判所に対して行う審査請求制度を、実務と理論の両面から深く掘り下げた一冊。
審査請求制度は、税務署長や国税局長などが行った処分に不服がある場合に、その処分の取消しや変更を求めて、国税不服審判所長などに対し不服を申し立てる制度です。
ただし、審査請求の事例は提出書面等の閲覧等をすることができず、公表される裁決も一部のみであったりするため、実務家や納税者が十分に検討を行い得ないケースが多く、審査請求事案が増加しない主原因ともいえます。 そこで本書では、元国税審判官や弁護士ら専門家4名による談論を皮切りに、制度解説、行政不服審査制度との比較、情報開示制度の活用法、そして貴重な審査請求の実例までを網羅。具体的かつ詳細な事案紹介など、他書に例を見ない実務家・納税者・研究者必携の内容となっています。
審査請求を「遠いもの」と感じている方にこそ手に取ってほしい、実践的かつ洞察に満ちた解説書です。
* 第5部の各種資料、第6部の解説は当社HPよりダウンロード可能です。詳しくは書籍前付に記載されている情報をご覧ください。