内容情報
「原稿を読んで、『自分に何かあったら是枝さんに頼んでね』と家族に伝えました」(担当編集者)
■街の葬儀屋さんが教える「心がスーッと楽になる」お葬式の作り方
真っ赤なバラで祭壇を飾ったり、棺の中にお酒をなみなみと注いだり、バイクのエンジン音で出棺したり…etc。誰もが思い描く「お葬式の常識」とはちょっと違う、オリジナリティ溢れるお葬式をプロデュースする「街の葬儀屋さん」があります。
葬儀社「小金井祭典」。こだわりのお葬式を手がける同社には、お葬式を控えた遺族だけでなく、なぜか元気な人までお葬式の相談にやってきます。
「僕が死んだら、こんなお葬式をしてくれませんか?」
「旦那が亡くなったらこんなお葬式をしてあげたくて」
そんなリクエストに応えるべく、「葬儀業界の異端児」が作り上げる、おもいっきり泣いた後に“笑顔になれる”お葬式とは?
■お葬式は「大切な人がいない世界」の出発点
本書では、実はみんな知らない「お葬式の本当のハナシ」をわかりやすく解説しています。
・お葬式の後に後悔しないための準備とは?
・ネットの格安葬儀には「落とし穴」がある?
・お葬式で「泣ける人」と「泣けない人」との違いって何?
・お葬式での余計な出費を避けるための方法とは?
・亡くなった後にトラブルにならないための終活のコツは?
お葬式にまつわる専門知識から、大切な人を「みおくる」という行為の本質まで、専門家の目線で余すところなく解説しています。
現在はスマホ一つで葬儀社が選べる時代です。便利になる反面、「昔から大切にされてきたお葬式の本質が失われつつある」と、著者の是枝さんは危惧しています。
そもそも、どうしてお葬式をあげるのか?
どうやったらちゃんと死別という悲しみと向き合えるのか?
本書を読めば、大切な人が亡くなった後にどうやって“心の隙間”と向き合えばいいのか……わかってくるかもしれません。お葬式を通して、「悲しみとの正しい向き合い方」を教えてくれる一冊です。