内容情報
『猫の學校』第2弾! 室内で暮らす猫の平均寿命は現在約15歳。老いを迎えた猫とどうつき合っていくか、やがておとずれる永遠の別れをどのように受け止めればいいのか。多くの老猫をお世話し、17匹の最期を看取ってきた「猫のプロ」が、人も猫も最期の瞬間まで幸せに暮らすための秘訣を伝授する一冊。
▼第1時限 猫の「老い」を學ぶ
何歳からが老猫か/猫に対する意識の変化/食の質の向上/過ごしやすくなった環境/動物医療の進歩/ご長寿猫の特徴/猫が老いるということ/からだに表われる老い/行動や動作に表われる老い/老猫の食事/食べやすくする工夫/老猫が食べなくなったら/お氣に入りの場所を快適に/室内が安全であること/半歩先の配慮を心がける/猫にも人にも心地よい環境/老いは実りの季節
▼第2時限 老猫の「キュア」と「ケア」を學ぶ
キュアとケア、それぞれの役割/老猫に多い病氣/病院での治療か、家庭での看護か/東洋医学は老猫に向いている?/生命力の働きを知る/病氣と健康は表裏一体/老猫は治療を望んでいるか/お祝いできる死もある/検査結果より大事なもの/延命は本当に倖せか/老いと病氣の見分け方/福助がくれたレッスン
▼第3時限 猫たちの「旅立ち」から學ぶ
「猫の生涯保障」というシステム/新参猫と先住猫/腰パン王子の誕生/玖磨の秘密/猫楠舎の猫たち/倖せの恩返し/お金よりも時間と心をかける/母性と父性のバランスをとる/心配より信頼が大事/老猫への寄り添い方/老猫が望むものはなんだろう/ごめんね、ドド/さよならのレッスン/お別れのシミュレーション/霊園・火葬業者を探しておく/猫楠舎のお葬式/それぞれのさよなら(1)ミンのケアレッスン/それぞれのさよなら(2)ズズの旅立ち/それぞれのさよなら(3)特別でないりゅうりゅうの最期/それぞれのさよなら(4)華との13日間
▼第4時限 猫たちが遺した「いのちの意味」を學ぶ
猫たちの死の受け止め方/急逝したココの死をどう受け止めたか/旅立ちのあとのグリーフケア/モントン姉妹とミョウコウさん/ミョウコウさんの旅立ち/自分のからだや心、魂と向き合う/「ねこのわ」の取り組み/死について語ろう/森のデスカフェ/桃太郎のミッション